劇場公開日 2014年5月31日

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「低予算映画の変化形」ミッション:15 ビン棒さんの映画レビュー(感想・評価)

4.0低予算映画の変化形

2024年10月1日
PCから投稿

低予算映画の典型で名を馳せ、一時期は似たような映画が量産されたCUBE。
この映画は、その亜種とも言える。
登場人物は少なく、
舞台装置は限られ、
生き残りはほぼ一人で、
陰謀めいた謎の多い終わり方をする。説明なし。
(つまり、結末は無くてもよい。経過シーンありき)

結論から言えば、本作品もほぼ同じ。
異なるのは、初盤では閉じ込められた人価値の視点だけで進行したが、
中盤、終盤と視点が拡がり、部分的だが周辺が明かされたこと。

したがって、終盤にある程度の謎解きを用意しているので、
CUBEより観ている側のフラストレーションは低く収まるだろうか。

黒幕のバックボーンが弱すぎて現実味には欠けるが、わりと好みではある。

ビン棒