ショート・タームのレビュー・感想・評価
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重い現実を役者が好演
アメリカだなって思った。スタッフの入所児童への、真摯でストレートな態度、会話がとてもアメリカで、興味深かった。ラーソンの演技に釘付けになった!
ブリー
ラーソンという名前を完全に覚える。ブリーが圧倒的に素晴らしい。走ったり、自転車に乗ったり、緑のヘッドフォンしてたり、妊娠したり。そんな彼女がアカデミー賞取るっていうのは、今時数少ない真っ当に価値があること。黒人少年のアカペラシーンが良い感じ。タコとサメの話。サメはやっぱりいつも不穏。
距離が近い
映画の距離が近いと感じました。
撮り方がドキュメンタリーっぽいからです。
観た後とても複雑になります。
思い出した映画がありました。
デタッチメント 優しい無関心
どちらも併せて親になる人に見て欲しい作品です。
考えされられ、最後に、暖かくなれる
ルック △
シナリオ ◎
アクター◯
デプス◎
ラスト◯
オススメ ◯
施設の子供たちの気持ちは私が思っている以上のものだ。
ラップを作った子も歌には母親のことが書かれ
女の子が作った童話を聞いて 2人が虐待を受けていると気づいたとき、泣きそうになった。
施設の子供が心の闇を持っていたり、変な子がたくさんいるという発想は間違いだと思う。そんなことでいじめたりすることもおかしい。当たり前のこと、子供たちは悪くない。環境や親、大人が悪い。
人間性や現実、大人として、どうするべきか、正しいことは何か。と思い出させる。再確認できる作品だった。
心でぶつかり合い、寄り添い合う
今年のアカデミー賞で、最優秀主演女優賞に最も近い女優「ルーム」のブリー・ラーソン主演作。
良い映画だったな〜
泣いたなぁ。いっぱい泣いた。
心に傷を負った子供たちを保護する施設「ショート・ターム」の日常。
子供たちは、スタッフに励まされ癒されるが、逆にスタッフが子供たちから学ぶことも。
心を裸にしてぶつかり合う彼らの姿に涙が溢れる。
注目のブリー・ラーソンは、スタッフ、グレイス役。
グレイスは子供たちの心の変化にピタリと寄り添う。
なぜ、彼女は彼らの心の変化に敏感なのか。
それは、彼女も虐待されていた過去があるから。
その、辛い過去を背負いながら、前向きに生きようとするグレイスを、ブリー・ラーソンはとても自然に演じていた。
どことなくただよう影は演技なのか、ブリー・ラーソン本人のものなのか
「ルーム」の役柄も通じるものがあるので、「ルーム」での演技も楽しみ。
これはいい
良作の雰囲気でてます。
グレイスが優しすぎます。ああいう奥さんほしい。
特に有名な俳優は出ていませんが面白いです。評価が高いのも頷けます。
一つ疑問なんですが、マーカスはなんで自殺しようとしたんでしょう。外に綺麗な彼女もいたのに。あの子の仕業かもわからないのに。
うーん、わからない。私には向いてない仕事なんでしょうね笑
繊細で脆い
自分が如何にガサツに生きて来たかを目の当たりにした。
子どもたちって繊細で脆い。
ちょっと言い方を間違っただけで傷付き悲しみ殻に閉じこもってしまうのだから、
大切に、視線を合わせて付き合わないといけないなと親目線で観た。
良かったのは、ショートタームという施設でせけんから見たら落ちこぼれの子たちにも、それぞれ輝く才能があって決して未来は閉ざされてないと思えた事。男の子のラップや女の子の絵本がそう。
悩んでる事があるんだったら言えばいいのに、とガサツな僕は思ってしまうけど、言えない過去、逆らえない記憶ってあるよな。
子どもたちだけじゃなく、主人公も抱きしめてあげたくなった。
普通にのうのうと生きて来た僕には、
悩みを持って辛い過去を背負ってるけど、何とか自分と闘って、ほんの少しでも前に進もうとしてる子どもたちや主人公が格好良く輝いて見えました。
ただの小洒落た映画かと思ったけれどそんなことはなくて、心に傷を負っ...
ただの小洒落た映画かと思ったけれどそんなことはなくて、心に傷を負った人ほど共感出来るし考えさせられる映画かなって。ジェイデンのタコのニーナの話は悲しかった。その物語の先に助けを求めていたんだって。常に父の存在に怯えていたんだって。一人一人の繊細な気持ちが凄く伝わる映画だったし、細かい演出もすき。音楽も。映像も。良きでした。
いい作品ではある
主人公の抱える問題も、終わり方も、これといって従来の作品と違うところはないけれど、優しい描き方で好感のもてる作品ではあった。ただ子どもの数が多すぎるのか個々の問題にフォーカスしきれないのは少し気になるところかも。
満足度99%
満足度99%の映画なんて、ありえないだろ。と思っていたけど、すごく良かった。。
心に深い傷をおった子供達を保護する施設っていう舞台だけですごく重いけど、音楽や色彩使いがとても心地よく最後まで観れた。
子供達だけではなくて保護員も深い傷を負っていて、子供達と関わることで傷が癒されていくのが感動した。
苦しいだけではなくて笑顔もあり、バランスのいい作品だと感じた。
イノセント
短期保護施設のショート・タームには、傷を負ったイノセントな子供達が沢山滞在しています。職員のグレイスもまた、そんな子供達と同じ境遇を背負っており、子供達と感情を剥き出しにして向き合います。
時には、感情を制御できなかったり、嘘で自分を固めたり、傷つけることで安心できたり。でも彼らはひたすら前を見続けます。振り返ったら、終わりだと言わんばかりに走り続けます。
そんな場所でも、フィルムの感触は春の陽だまりのように暖かで穏やかで、まるで子供達を見守っているようでした。
大丈夫、さあ走りだそう!
涙が自然と出てきた。
実際に経験したことは無いけれど、きっと 現実はこのような感じなんだろうなと思った。
オーバーに描かれてるわけでもないし、しかし 簡単に、軽く描かれているわけではない。
本当に説明し難い涙が出てきた。きっと 綺麗な、素直な、涙だったんだと思う。
「 明けない夜は無い 」その通りだ。
その暗闇が深いほど、夜明けは明るい。
きっとこの言葉に救われる人はたくさんいたのでは。
色んな人の色んな想いの込められた映画でした 、!
アフターパーティー
福祉の現場で一番精神的に辛いのは、老人施設でも障害者施設でもなく児童福祉施設だという話は経験者からよく聞く話である。
おそらくこの映画に描かれている日常は極端に大袈裟な描写などではなく、ある程度はリアルな風景なのだろう。
虐待を行う父親以外では本当の悪人は出てこないが(それも描写自体はない)、それ故にそれぞれの溢れる純粋さと個性が激しくぶつかり大きな渦を作る。
そこで働く主人公の女性もまた過去に傷を負った経験を持ち心の闇を垣間見せるが、だがその経験があるからこそ持ち得る心の広さで生徒たちと真摯に向き合う姿がとても魅力的に描かれている。
純粋さの持つ脆さと、どんな善人でも持ちうるエゴを上手く表現した良作だった。
性的、暴力的な表現がもっと多いのかとも思ったが、許容できうる範囲でしか無かったし、高校の体育館とかで鑑賞会をするのに物凄く適した映画ではなかろうか。
二度とみたくない
いたくて苦痛な時場面、それを可哀想だと思う人たちにはいい映画にみえるのかもしれない この映画を最高と言える気がわからない そんな人は他人ごとで同情まがいのものをしてるだけ
心に闇を持つ子供、親から虐待された子供、親から見放された子供、などそんな子たちが泊まるショートタームと言う名の家。
でも、楽しそうでその子たちにはそんな施設があっていいなって思った
虐待されていなくても親がいても独りでも我慢してる人たちより悲しくなんかない居場所があるから。
ラップで綴った苦しみをはきだした時のはとても気持ちが伝わってくるほどだった
矛盾して心から苦しくていたい97分、もう二度とみたくはない。見終わって最悪の気分でした。期待よりも重くて痛々しい。
思っていたよりずっと良い作品でした!
あまり期待はせず、待ち時間があったので観ました。
しかしあに図らんやとても良い作品でした。
得した気分です。
ここのところ難しいと感じる作品が多かったのですが、
久しぶりに良い一日を過ごした気がします。
最高傑作。この言葉を初めて使います。
最高傑作。
ブリー・ラーソンは笑顔にならない。仕事をする行為に楽しさもない、辞めたい。そんな表情をしている彼女からは悩みや苦しみが滲み出る。
ただ、彼女の言葉の温度からは守りたい。信念がある仕事をしている。突き進むだけ突き進もう。そんな温度を感じ取れる。が、未来がない。
未来を信じていない、もう表情からは何ひとつ希望も感じることのできない子どもたち。ショートタームでは本当に心を開ける人なんていない。
彼らをスクリーン越しに見つめる我々も、どうすればいいのか分からない。
ショートタームに研修でやってくるネイトと共に私達もショートタームに突入することができる。しかし、そこで見せつけられるのはとてつもない現実と痛み。どうしよう?そんな顔をするネイトと私達は同じなのかもしれない。
ショートタームでおきる出来事を見事に一つずつ且つ繊細に時に美しく、荒々しく描いたこの映画。ケイトリン・デヴァーのピカイチの存在感と、心の奥心の奥を見逃さず徹底的に現実と映画を見せつけたデスティン・クレットン監督。
この映画のために最高傑作という言葉があったのかー。
感動でおきる泪ではない泪が出る。
これは僕の人生の中で最も大切な映画。
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