ガラスの花と壊す世界のレビュー・感想・評価
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もっと長ければ面白かったと思う
イメージソング(センダンライフ)が好きだったから一応最後までは見た。
結果としては、意味はわかるがいろいろと何がしたいのかわからない部分がある。
①キャラデザや言動、戦闘シーンが低年齢向けっぽいくせに、割とホラー 見た目的にも話の流れ的にも
②pcをある程度知ってる身としては納得できないものが... 例えばウイルスを削除するときに一旦圧縮するっていう意味不明な工程とか、アプリがBIOSの一部だったりとか、そのアプリがBIOS起動するっていうよく分からんことが起こったり
③急展開だったり設定があまり説明されていなかったりする 60分にまとめずに、連続アニメ?として1本20分×6とか12とかでやってたら、もっと世界観が伝わってきた気がする。
心温まる正統派SF作品
久々にオリジナルのアニメ映画を見たが、内容としては予告を見て期待していた通りのもので、個人的には概ね満足だった。
コンピュータによって管理された世界というのは、もはやSF作品においては定番の設定だが、本作ではそのような世界が管理者の側から描かれており、中々新鮮に感じた。また、上映時間67分とアニメ映画としては短い部類に入る本作だが、短い尺の中でも設定の描写にはかなり気合が入っていたと思う。
本作の見どころは、やはりメインキャラクター3人の友情だ。電脳世界の中で、ただ淡々と与えられた命令を実行するだけの日常を送っていた2人の少女が、突如現れた謎の少女との交流を通して徐々に感情豊かになっていく様子はとても可愛らしく、見ていてとても心が温まった。
本作において唯一残念に感じたのは、終盤の展開が早く、理解が若干追いつかないまま話が終わってしまったことだ。もし本作を初見で完全に理解しようとするなら、公式サイト等で設定を予習しておくか、パンフレット(やや高いが内容はかなり充実している)を購入するのがいいかもしれない。
コンピュータの電源が何か気になる
コンピュータプログラムが主人公の電脳世界の話だが、絵柄、声、挿入歌などは完全に萌え系。アクションシーンも含めてまどマギ感はかなり強いが、アニメーションの動きはいまいちで、アニメの動きを見に行くと物足りなく感じるだろう。
話の展開は早いので、確かに60分ちょっとは尺として短いかもしれないが、逆にこれ以上長くされても恐らく中弛むと思われ、適当な時間ではないだろうか。作品のストーリーテリングがあまり上手くない感じなので、事前にある程度ネタバレ級の予備知識があっても、むしろ視聴にはプラスかもしれない。
物語そのものは、可もなく不可もなくといった印象だが、絵柄が可愛いのでその分得をした気にはなる。
ただ個人的に印象深かったのは、そこそこネタバレにはなるが、この物語には一切人間がいないというところである。厳密には登場するシーンはあるのだが、作品での現在の時間軸では完全にコンピュータプログラムしか存在していない。
人間の持つ愚かさや曖昧さ、傲慢さなどを自己批判する形で、人類の衰退、文明や肉体の喪失、あるいは死滅を描く作品には、まだ人間が話の中心にいるが、そもそも人間が「最初からずっといないし、今後もいない」という人間の圧倒的な不在感に、何となく今っぽさを感じたのでした。
まあ確かに、人間の残した文明が完全にデータとして保管され、人格を完全に再現できるプログラムがあり、現実世界を完璧にエミュレートできるマシン環境があるなら、人間の肉体的な価値、物質的な現実社会の価値って何なんだ?不便で不確定で不快なだけじゃん!とも思うので、そういう意味では本作の世界は正しい未来の世界の形でもあるのかなあ。
イラスト集を映像化
オリジナルキャラに好きな衣装を着せて描いたイラスト集に
関連性のない多数の衣装を着る合理的な理由と
物語の体裁をとるための最低限の起承転結を加えたモノだった
中盤の挿入歌をバックに世界旅行するところが全て
デュアルちゃんカワイイヤッター!!
パンフの他にカントクのイラスト集も販売しないんですかね?
なんかなぁ
公開する前はオタクを釣りやすいカントクの絵
人気のある声優を並べ、設定重めの内容を描くのだろうと認識していましたが、観れるとこといえばメインキャラ3人の絡みに腋だけです。
また前述の通り人気のある声優が歌う挿入歌は良くCD買ってもいいレベルになってます。
なのでカントク絵、声優の歌に2点ということで☆2です。
尺が短い
絵もよく、声優陣の演技も素晴らしいと思うが、ストーリーが十分に消化されていない。内容が、よくわからないまま、最後まで行ってしまっている。
そのためにイマイチ感情移入出来ない。
2時間程度ないと厳しいと思う。
内容自体が悪くはないと思うので、もったいない。
人類が滅んだ後の電脳世界のおとぎばなし。
本編は約1時間の中編SFアニメーション。
主人公のキャラクター逹はアンチウィルスプログラムを便宜上擬人化したもので、登場人物はみなデータであっていわゆる生物学上の人間は回想を除き一人も出てきません。
時間、場所、あらゆる物質的なものは、かつて存在していたものをデータ化して保存、適時解凍しウィルスチェックや更新が行われ、ウィルスに侵食されているデータを発見した時には速やかに圧縮消去。
そんな機械的な役割を実行するだけのプログラムに何かのきっかけで人格や感情、意識が芽生えたらどうなるのか?
人工知能をテーマにした著作や表現物は昨今隆盛を極めていますが、人類滅亡後の電脳世界という究極のテーマを扱うには少し時間が短すぎたんじゃないかなと思いました。
中編で捌くには難しいテーマだし、折角の視点の良さが十分には伝わりきらなかった可能性があります。
キャラクターは可愛らしいし、映像も美しいです。音楽もいい。本当に勿体無かったと思います。
伊藤計劃の『ハーモニー』は人類のユートピアの臨界点到達までを描き、機械に管理される社会下での意識消失型の滅びを描いたと思うのですが、こちらは管理世界へ移行後、人類滅亡を経た電脳世界で、人格を獲得したデータ達が人間的な営みをトレースすることで何か希望の様なものを見つけていく物語。
できれば長編で観てみたかったなぁ。
もろもろ
設定、話の展開、キャラクターなど魅力がある要素は多かった。
ただ、一時間は短かったのか、話の内容がね。
辻褄が個人的にはあわないんですよね。
こういった作品はそこそこあるように思うのですが、その中でも薄い。
流れはいいんですけど、納得がいかないんですよねぇ…
話のもっていきかたで、良く見せよう、というのが見えるのですが、背景説明が弱いのと、辻褄があわない気がしてね…
もうちょっと長ければ、あるいは自分の理解力があればまた違ったのかな…
惜しい作品でした。
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