「原作未読の人は予習したほうが楽しめそう」虐殺器官 散歩男さんの映画レビュー(感想・評価)
原作未読の人は予習したほうが楽しめそう
原作未読。伊藤計劃の名前の読み方も知らなかったが高い評価を得ていることだけは知ってる状況で鑑賞。
SFだが現代と地続きな設定。テロとの戦いと個人セキュリティを高めた世界での軍部戦闘モノとでもいうか。たぶん小説はより緻密で高度な完成度なのだろうと容易に想像はできた。
タイトル出るまでの冒頭シークエンスでいささか戸惑い。肌に合わないヤツか?と思ったがどんどん面白くなる。情報量も思想的な深さも濃厚なのでついていくのに体力がいった。
綺麗過ぎなキャラデザインがこの作品に適していたのかどうかは疑問は残った。目を背けたくなるような残虐な虐殺シーンがテーマでもあるわけで(十分エグイけれど)
原作読んでいたらもっと楽しめたのだろうな、という感想。この映画だけでは良さが表現できていない気がした。
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