「説明台詞ばかりで苦行!!」虐殺器官 アンジェロさんの映画レビュー(感想・評価)
説明台詞ばかりで苦行!!
原作者が亡くなっているので仕方ないですが、2017年にもなると偽旗テロやクライシス・アクター等の概念が一般的になり、ISISはアメリカ政府とイスラエル政府で育てたように、テロは政府や国際金融資本の自作自演だと明らかになっているので、ジョン・ポール一個人が行っているというお話はしっくり来ませんでした。虐殺「器官」というアイデア自体は面白いと思いましたが、劇中では「文法」とも言っているので暗示のようなものでしょうか。震災を経たのに自分さえ良ければ良い、今だけ儲かれば良いという世の中になり、増税連発、タックスヘイブン、内部留保、技能実習生、氷河期棄民等数々の問題が毎日尽きませんが、人間には人間を平気で食らう「器官」が元々備わっているのかも知れません。映画自体は説明台詞ばかりできつかったです。
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