「難しかった。京極夏彦的な印象が。」虐殺器官 moon-yokoさんの映画レビュー(感想・評価)
難しかった。京極夏彦的な印象が。
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原作読まずに鑑賞。見終わったあとにも、いろいろな感情と推測の嵐が頭の中に生まれます。これがジョンの仕掛けか??俺の器官が活性化してしまう(笑)
言葉の呪力、言葉は人にのみ効果があるツールで、理解してしまったら、脳が解釈してしまったら、意識の台座の私たちは逃れることができない。京極夏彦作品が好きな人には、良く分かる呪いの感覚だと思いました。ただ、やはり話が難しい。
ジョンは、自ら愛する世界を、脅かす存在と隔離するため、隠れた本能を利用して、世界の半分を根絶やしにしたかった。クラヴィスも、またアメリカに戻って、同じ根を英語で撒いた。これでは、何が何だかわからない。
どちらも愛する人を失って、その痛みから世界を壊したくなった。としか思えない。或いは世界は同じ歴史を繰り返しながら、虐殺の歴史を繰り返しながら、平和について考え、進化するというメッセージにも思える。
原作を読んだら
この呪い、解けるかな。
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