「例えいなくても、チェインバーはいた。」翠星のガルガンティア めぐる航路、遥か 前編 平田 一さんの映画レビュー(感想・評価)
例えいなくても、チェインバーはいた。
TVシリーズから見続けて、今日スクリーンでやっと見れました。見れて良かったです、新しい物語。
前回が位置付けとしてはロボットアニメで、戦闘シーンもあったんですが、今回はチェインバーがいないのでどう進めるのか気になってました。でも見終わって"成る程、そう来るか"と驚いて潤んだり笑ったりと退屈に感じる暇がなかったです。
前回はレドの成長を軸に、地球の経緯と二つの文化がぶつかる構造になってましたけど、今回の前編はレドだけじゃなくて、ガルガンティア全体が主軸でしたね。姉御肌のベローズ、相変わらずお調子者(笑)のピニオン、落ち着きが出てたリジットは勿論ですが、新キャラのリーマも加わって群像劇色が前より濃くなって、良い感じに広がりがあるんですよね。それが虚淵さんの第一印象の"陰鬱"を利用してではなく、もう一つの印象である"語り手"で話を作ってるんで、話にだるみも違和感もなし。最後まで見てるのが楽しかったですね。あとレドとエイミーは見てて微笑ましいカップルですね(笑)来年公開の後編でも変わらないままでいてほしいですね。
で、気になる後編は前編最後に予告が出ましたが、あれはますます気になりますね。あと櫻井孝宏さんの役も(笑)
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