劇場公開日 2014年6月21日

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「小林清志さんを偲んで」LUPIN THE IIIRD 次元大介の墓標 野川新栄さんの映画レビュー(感想・評価)

3.5小林清志さんを偲んで

2022年8月16日
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鑑賞方法:VOD

楽しい

興奮

知的

小林清志さん
2022年7月30日肺炎のため死去
享年89

U-NEXTにて初鑑賞

監督は実写映画『PARTY7』のオープニングアニメを担当した小池健
脚本は『エイトレンジャー』『エイトレンジャー2』『曇天に笑う』の高橋悠也

無数の極秘監視カメラで管理している分裂国家東ドロワに潜入しお宝をゲットしたルパンと次元
なんとか地元警察から逃げ切った2人だがスナイパーに狙撃されてしまう
東ドロワに雇われた殺し屋の銃弾に次元が遂に倒れてしまう
そんな話

前編後編に分かれている

やっぱり生きてたのねー
当然

ハードボイルド
大人向け
原作者モンキーパンチや浦安鉄筋家族の作者みたいにTVアニメ第1シリーズが大好きな人ならわりと高評価ではないか

しかし僕はルパン三世といえばTVアニメ第2シリーズという平々凡々なルパンファンなのでこれじゃない感はある

まず絵のタッチが好きじゃない
ルパンのデザインはアレじゃない
不二子にしたって沢城みゆきのおかげでその人と分かるだけでデザイン的に完成度が低いキャラといえる
その点ではルパン三世で最も完成度が高いキャラ次元大介は今回もイカしてる
五右衛門はほぼ出番はなかったが今回ばかりはそれがかえって良かった
銭形は最後のほう墓場でちょこっと出番

いくらハードボイルドだとしてもコミカルなやりとりはあるわけでそれはルパン三世らしくて良い
物真似でありがちな「不二子ちゃ〜ん」的なノリは必ずしも必要ではない

大人向けなせいか峰不二子の露出度が激しい
これほどまでに乳首つき全裸丸出しでは逆に色気がない
胸の谷間が出ているだけで充分

不二子を襲うロボットのデザインもいただけない
人造人間よりカトちゃんみたいに猛獣の虎と戯れた方が緊迫感が出たはず
股間がドリルなんてとりいかずよし先生の漫画『ロボっ太くん』を思い出した
敵のリカちゃんウーマンの足に挟まれ潰されペラペラになってしまうロボッ太くんと仲間2人となぜかリカちゃん本人もペラペラになって風に揺られ宙を飛ぶ強引なオチが今でも忘れられない

なぜか最後にマモー
東ドロワの黒幕はマモーだったのか
ちなみにマモーかミモーか記憶があやふやなのはかつて放送されていたあの番組のせいでミモーは若き日のちはるだった

野川新栄