ビッグゲーム 大統領と少年ハンターのレビュー・感想・評価
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最高の獲物
北欧の大自然をバックに繰り広げられる少年と大統領のサバイバル。雄大な景色が素晴らしくて目を奪われる。
この度公開される「SISU」が何かと話題なので、その公開に先立って監督の前作である本作を配信で鑑賞。北欧の国フィンランドらしくその景色の撮影は素晴らしかった。ただ、それとは異なり内容は大味ハリウッド映画そのものでちょっと残念。できれば内容もフィンランドらしさをもっと出してほしかった。
大人への通過儀礼として、一人で獲物を捕らえ帰ってくる。その話と大統領暗殺が絡んでくるアイディア自体はとてもいいんだけど、話はあまり膨らまず、こじんまりとした印象。もう少し面白くなりようがあったのではないか。
転がる冷凍庫の中で泣きわめく大統領たちの姿を見せなかった監督の演出力は娯楽作品としてはとても物足りないと感じた。
少年の父親が過保護で、予め獲物の首を少年のために用意していたくだりは本作で唯一良かった。景色がとにかく美しかったので星一つおまけで。
期待を微妙に外しても面白い
私が本作に期待したのは、大統領機が墜落してみれば、偶然にも勇敢なハンターと出会い、彼の機智と強壮さで大統領を守り抜く。というものでした。
少年は確かに勇敢ですが、弓も引けないくらいに非力で、普通に戦ったのでは簡単に殺されてしまいます。そこは映画のマジックで、偶然と強運がこれでもかというほどに彼らを守ります。
少年の、頼りなくて、勇敢で、それでいて臆病で、様々な感情を主役の男の子がうまく表現できていて、驚嘆するばかり。これには名優サミュエル・L.ジャクソンもかすむアピアランスでした。でも残念ながら不細工なんですよね。成長したらがっかりするんだろうな…。
パトリック・スウェイジみたいに、さえない子役から華麗に変身を遂げて欲しい存在です。
映画は、悪役を丁寧に描いていたことも幸いして、まあ最後まで飽きずに見れるほどのレベルでした。公開時の酷評で、劇場に見に行くのをためらったのですが、行っときゃよかった。特に小学生の男の子には、きっと心に何か感じるものがある内容だと思います。
驚き(別の意味で)
騙された私が悪かったんです…。小型のロケットランチャーで大統領機を狙う辺りからもう悪い予感しかしませんでした。「究極のサバイバル」なんてどこにもなく、セットや視覚効果、もちろんストーリーもこれでもかと言わんばかりの雑な作りで寧ろ感心するばかり。学園祭の映画を見終わった時のような「まあこんなもんだよね」感でした。
無料で見る分には楽しめました。
金払って映画館で観てたら金返せよって思う内容だけど
動画配信で時間潰しに観る分には楽しめました。
最初子役を見た時は「何で?」って感じだったけど
話が進むにつれ無骨で野生身があってこれはアリかもって
思えてきた。
でも最後くらい弓は刺さって欲しかったし
緩い感じなんだから中途半端な終わらせ方などせずに
スッキリさせて欲しかったなぁ。
少年は一人前の男(ハンター)になる
大統領がテロリストに狙われるアクション映画の場合、大統領を護るのは、訳アリだがエキスパートなシークレット・サービスか大統領自身か。
本作は意外な人物。
テロリストによってフィンランド上空で撃墜されたエアフォース・ワン。
大統領はポッドに乗って脱出するも、ペンタゴンは居場所は見失ってしまう。
フィンランドの森で孤立する大統領が出会ったのは…
13歳の少年、オスカリ。
代々続くハンター部族の少年で、幼い頃に熊を一人で倒した伝説の父を持つ。
この森で一人前になる儀式を行っていた…。
話の展開は簡単に分かる。
テロリストの追っ手が迫る。大統領という大物狩り(ビッグゲーム)。
低支持率で無能と言われる大統領と、部族や父親から失望視されている少年。
大統領と少年のサバイバル、交流。
そんな中で、少年は…。
ツッコミ所は多々。
何と言うか…お間抜けな大統領と政府高官たち。
テロリストたちも子供に翻弄される。
思わぬ人物が裏切り…って、登場した瞬間にすぐ分かる。ペンタゴン内にもテロリストと内通者が…って、あからさまな描写でこれもすぐ分かる。
フリーザーBOXの中に入って崖下りしたり、ヘリから吊るされたそのフリーザーBOXにしがみ付いたり、湖大爆発などなどなど、大統領と少年で『ダイ・ハード』か『ミッション:インポッシブル』か!…ってぐらいの思わず笑っちゃう大アクション!
それら以前に、そもそもの設定や糸電話…その他諸々。
まあでも、アクションはなかなか見せ場作ってたし、スリルもユーモアもある。
真相は闇の中…。まんまと逃げおおせたテロリストとの内通者=黒幕は現実的。
サミュエルも遂に大統領役。でもやはり、オスカリ役のオンニ・トンミラくん。
体を張ったアクションは勿論、彼が一人前の男(=ハンター)になっていく様は、分かっていても痛快。
少年は、誰にもそう簡単に真似出来ない事をやってのけた。
野暮な事は言わずに、娯楽作として。
ティーン・アクションとして普通に楽しめる。
テロリストとの攻防に工夫とアイデアが欲しい。
テロによりフィンランド山中に墜落したエアフォースワン。孤立無援のアメリカ大統領と、彼を守る現地少年の物語。
名優サミュエル・L・ジャクソン主演。プロットにも興味が惹かれ期待して鑑賞しましたが、今一でした。
全体的にとてもチープです。テロリストとの攻防も、無駄に使われるCGシーンも、セットも、全てチープ。
また、ダメ出しされた少年が成長するストーリーでしたので、等身大の少年が出来る頑張りや、地元の少年だからこそのアイデアで窮地を切り抜けるストーリーがあれば良かったのですが、そういった部分は観ることが出来ませんでした。
それにしても、フィンランドでの話のはずなのに、フィンランド政府や警察の話題が欠片も出てこないのは凄いですね。さすが俺様アメリカ様です。
【北欧フィンランドの雄大な自然を背景に、テロリストに狙われたアメリカ大統領と13歳の少年ハンターの友情を描いたサバイバルアクション】
フィンランド・イギリス・ドイツ合作。
設定も奇抜。
エア・フォースワンがフィンランド上空で地対空ミサイルに被弾し、撃墜。
(内通者がいたとはいえ、そんなに簡単にやられるかい? と心の中で突っ込むが面白いので鑑賞続行)
ウイリアム・アラン・ムーア大統領(サミュエル・L・ジャクソン)は間一髪緊急脱出ポッドに乗り難を逃れるが、フィンランド北部の険しい山岳地帯に着地。
たまたま居合わせたフィンランド少年(オンニ・トンミラ)は最初、ポッドをUFOと思い近づくが、中から出て来た大統領と対面し・・。
テロリストに狙われたアメリカ大統領と13歳の少年ハンターの友情を描いたサバイバルアクション。
一人の少年が狩人の術を使って、テロリスト達から大統領を守り、成長する姿を描いた物語でもある。
<ハリウッド大作とは異なる風合いの、興味深い年の差バディ・ムービー>
<2015年8月24日 劇場にて鑑賞>
最強の通信機器“糸電話”
最初から最後までご都合主義。冷蔵庫を山の上から落とすってのところだけは斬新で見ごたえあったけど、他のアクションシーンは既視感たっぷり。フィンランド政府は何も連絡受けてないのかな?結局米軍が先に来ちゃったみたいけど・・・
テロリスト側の目的も中途半端で、大統領を生け捕りにするだとか、はく製にするだとか、一貫性もないし、手引きする裏切り者がいなければ遊び感覚のテロだった。ストーリーが思いつかなかったのかな?
それにしても少年の弓も全くダメなのに、よくぞ一人前の男にしようと計画したもんだ。
大統領機の撃墜描写は×
歩兵が運用できる小型ミサイル(怪しげな中国語が書かれている)で高度一万メートル以上を飛行する大統領専用機を撃墜することなど絶対不可能です。
レーザーシーカーでの誘導も無理です。
物語が展開する重要なファクターだけにとても残念です。
雄大な自然頼み
フィンランドの雄大で圧巻の大自然に心を持って行かれた。
サミュエル・L・ジャクソンが冷蔵庫の中に入ったまま崖から落下しながら『もう死ぬー』(吹替版)は爆笑。
あとは、ちょっとあり得ない感がハンパない。いくら映画と言えどね…
少年の印象が始めと後で変わった
少年が主役の話しにしては可愛げの無い子を持ってきたなぁと思ってたけど、話が進むにつれていい味出してるなぁって思えてきた。
大統領と少年が出会うシーンは面白かった。
尊敬する父が自分の能力を信じて無かったって分かって落ち込むシーンで可哀想にって思ったのに、あのへなちょこじゃぁねぇ。。。
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