「さすがフィンランド。」ビッグゲーム 大統領と少年ハンター ハチコさんの映画レビュー(感想・評価)
さすがフィンランド。
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まさにフィンランド合作映画という感じの珍怪作(誉めてます)。
痛快なのはアクションではなくアメリカ批判というのが面白い。
そもそも大統領がサミュエルって^^;どうゆう国なんだよ?って
思うことしきり。てっきりテロリスト方面だと思っていた自分
は、彼の何ともなヘタレぶりを見るにつけ、こんなんだったら
わざわざ山中で殺さなくても失脚するんだからほうっておけ~
とまで思ってしまった(あんな大掛かりなねぇ)作戦までも珍怪。
ただそんな荒削りな脚本&設定がハリウッド産ありきたり映画
になっていないところが爽快で、観終えた瞬間バカバカしさ高!
だいたい少年ハンター(オンニ君)の面構えが愉快。どうしよう?
と父親まで断念していた彼の腕前が「冷凍庫」登場の場面で炸裂、
やだ、コメディ映画だったのかしらと思ったくらい。(友人曰く、
父親の方も先代がそうしたんじゃないか?だって。笑~)早々に
テロリストの正体も発覚し、後は遭難した大統領と少年が頭を
振り絞って対抗する姿が(感動的に)描かれるはずだ、ハリウッド
ならば^^; しかしダラダラ…長い攻防戦(逃亡戦か)の末、少年
が放った弓矢がついに…!(ここ見せ場なんで、割愛しときます)
あまりの展開の緩さと豪華俳優陣の屈指の演技でバランス絶大。
どんな危機でも乗り越えられそうな勇気だけは今作から学べる。
(オレの獲物は大統領さ!の仁王立ちがサマになる少年オンニ君)
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