マダム・イン・ニューヨークのレビュー・感想・評価
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少し海外に興味ある人にオススメ
「自分にエールを」を与えてくれる作品
公開初日に鑑賞に向かった『マダムインニューヨーク』その口コミから想像通り満席。
『わたしがどんなに頑張っても、誰も喜ばない。』『男が料理するとアートだけど、女が料理しても義務なのよ』や『妻はラドゥ(インドのお菓子)を作るために生まれた』という旦那からの心無い発言、そう心の中で涙する専業主婦さんは世界でまだ多いのだろうかと美しいインドの至宝女優「シュリデヴィ」に感情移入し、「頑張って!!」と応援してしまう映画。
ましてや実際にこういう日々のフラストレーションに思いつくままのエクスキューズでその消化不良を解消し、生きている女性はきっとこの映画にのめり込み、共感し、ラストシーンはきっと涙が止まらない「自分にエールを」を与えてくれる作品でしょう。たくさんの名言も。
終演後、少なくはない大拍手がそれを物語り、そんな女性の方々にはお薦めできる映画です。
自分を否定しないで
清々しい!あまりに清々しい!!
家族愛を描いています。楽しく、少し切ない。
英語の出来ないインド人の女性が、姪の結婚式を手伝うために一人でニューヨークに来るという騒動を描く物語。
女性の年齢を言うのは失礼ですが、主演のシュリデビィの年齢は50歳。全然、そんな年齢には見えないですね!30歳位かと思ったので、ビックリです。年齢不詳の女優ということで、日本で言うと、永作博美さんと言う感じでしょうか?(重ね重ね失礼!)15年のブランクが有ったということなので、それなりの年齢であるとは思ったのですが、全然そんな感じはしませんでした。
シャシの夫のサティシュが、鼻につきますね(笑)。今の日本で、あんな事を言ったら大変なことになりそうですが、インドでは、まだまだ普通なのでしょうか?愛していないということは無いのだと思いますが、何か、嫌な感じでした。
嫌な感じと言えば、娘のサブナ。彼女は、英語で教育を受けており、英語はお手のものですが、母に対する態度がねぇ・・・。嫌な感じです。自分も振り返ってみて、そんな事が無い様にと思いました。
さて、ボリウッド映画といえば、音楽と踊り。この作品でももちろん、音楽と踊りがありました。でも、控えめ?実は、インド映画を見るのは初めてなので、『普通の』ボリウッド作品の程度がわからないんですよねぇ。この作品の程度なら、普通に音楽が入り、普通に踊るシーンが有ったというように感じました。
134分と比較的長い作品ですが、その長さを感じませんでした。面白いです。ラストは、あのラストが正しいですね。
元気になれます。ハッピーにもなれます。
姪の結婚式でニューヨークにだんなと娘と息子で行くことになったシーシャ。母親の役回りだけしか認められず、いくら家族を想っても、英会話もできないくせにと見下される始末。だったらこっそり英会話教室に通ってしゃべれるようになってやろうじゃないの、と一念発起。
英会話スクールの級友たちとの友情もいい流れです。ふたりの子供もだんなもなんだかんだ言って母親を認めるいい展開。
インド映画にお決まりの歌と踊りも丁度良い絡み具合。
シーシャをあたたかく見守る脇の人達との絡みがなんかすごく幸せな気持ちにさせてくれます。まあ、ベタなメンバーなんですけどね。
途中、インターバルなんて画面があったからホントはもっとだらだら長い作品なのかな…。
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