「あるある(笑)」マダム・イン・ニューヨーク きりんさんの映画レビュー(感想・評価)
あるある(笑)
同僚に
「ニューヨークでさ・・」と話しかけたら「またホラ話かよ!」と言われて、
他の同僚に「ニューヨークでね・・」と話したら「私もアムステルダムで荷物を盗まれてー!」との返し。打てば響くってこのこと。
お話のスタート時点で会話は頓挫したり、盛り上がったりしますよね。
これは映画も同じなのです。
「マダム・イン・ニューヨーク」
ニューヨークを旅したことのある人や、短期留学経験者には「あるある感」満載ですねー♪
特に1人旅の経験者には超オススメです。
孤独とか、心細さとか、
そんなニューヨークでの冒険を、妻シャシの新境地への出発とシンクロさせてるから面白い。
・・・・・・・・・・・・
映画制作って、
2時間の尺でどこまで盛るかより、どこまではしょれるか、が最大の課題だと思うんです。
だから編集さんが無情にフィルムにハサミを入れるわけね。
全部監督の好きに撮らせれば世界中の映画が「旅芸人の記録」になっちゃうし。
つまり、その映画の導入部は賭け。物語の世界にすんなり入っていけるか、あるいは頓挫して終わりか。
こちら側の既知·共通体験のベースと、未体験の世界への冒険のさじ加減が映画の尺を決め、かつ作品×観客の相性を生むのでしょう。
この映画は
"家庭人"に押し込められている妻たちには《ニューヨーク初体験》への 良いそそのかしになると思うな~
旅に出よう!
安売りチケットでNYへ。
地図片手にティファニーを冷やかして、エンパイヤ・ステート・ビルに登り、セントラルパークまで散歩してホットドッグを食べる。
それだけであなたもマダム・イン・ニューヨーク。
旅から戻ってこの映画を見ればそれだけであなたも更にマダム・イン・ニューヨーク。
もはや日本も国際的な国になりましたね。私の実家周辺も中国人、インド人、クルド人…様々な国籍がいるし、流暢な日本語でコンビニで接客している外国人をこっそり尊敬してますw
シェアハウスのオーナーもleave の過去形がleaved だったり、受け身の文法間違ってましたが暮らせてますw
ベタかもですがいい作品でした♪
今晩は
「グレート・インディアン・キッチン」に頂いたコメントバックです。
フライヤーだけ見ると、仲の良い夫婦の話かなあと思ったのですが。
”インドだけではないよなあ、きっと・・”と思った映画でもありました。
楽しみな映画が上映されるのを、待つのも良いモノですよね。
「マダム・イン・ニューヨーク」は佳き映画でしたね。
この作品に惚れ込んだ方が、自費で買い付け、日本でも大ヒットした今までになかったインド映画の先駆的作品でしたね。
では、又。寒い日が続きますが、御身体ご自愛下さい。(お互いに。)