「70点」砂上の法廷 ヨコタス@名作探検家さんの映画レビュー(感想・評価)
70点
映画評価:70点
おそらく他のレビューや、作品を観た人たちは最後のどんでん返しに対し驚く方や、気付いた等自慢する方、可能性のひとつにすぎないと落ちついている方がいる事でしょう。
ただ、この作品が表現したい事は
真実がどうとか
犯罪の経緯がこうとか
では、ないのです。
タイトルに出ている通り
法廷は真実を追及する場所ではなく
あくまで仕来りだと
形だけ神に誓い
打ち合わせ(台本)の元、証言を行い
通過儀礼の様な
まさに偽りの法廷
砂の様に崩れやすく脆い
事実は誰かの台本にすぎないのだと
【息子】が真犯人ではないと
ミステリー好きの方からすれば
すぐに分かってしまうだろうし、
またすぐ分かる様に作っているだろう
だからミステリー映画として評価する方は
簡単すぎて低評価になってしまうかもしれない
だが、そういった作品では決してない
ミステリーの難易度は下げ、分かりやすさ見やすさを追及し、その奥にある法廷の脆さを訴えた作品なのだ
私はそう評価する
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