「空白のある記憶!? 切り取られた写真の1人の思いとは?」妻への家路 美紅さんの映画レビュー(感想・評価)
空白のある記憶!? 切り取られた写真の1人の思いとは?
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1970年代の中国。
駅の雑踏、ひしめき合う人々
列車が通り抜けるざわめきのなか、
必死で夫に呼びかけて叫ぶ女性の姿。
振り向いた男性。
引き裂かれるように収容所に連れて行かれる
夫。
過ぎ去る年月のなかで忘れゆく夫の記憶。
何十通もの、折り重なる手紙に
夫から妻に対する一生添い遂げたい
愛情が込められていました。
自分を忘れた悲しい出来事を信じたくない
夫。
アルバムを見返す娘さんに切ない感情が
ありました。
家族でありながら、自分が夫だと妻に
言えないもどかしい気持ちが表現されていました。
記憶障害が治らないまま、ストーリーは
終わってしまったけど、家族で一緒に
いるだけで幸せだと思いたい、、
そんな古い時代の家族愛を感じる作品でした。
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