「「妻への家路」を観て・・」妻への家路 亮一君さんの映画レビュー(感想・評価)
「妻への家路」を観て・・
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配偶者が認知症で苦しむドラマは多いが、文化大革命が絡んだのは無いと思う。文革は実質的には中国共産党の権力争いで、知識人の多くが粛清された。主人公は処刑こそされなかったが、長いこと服役して文革が終わって釈放された。そして帰宅すると妻は若年性認知症になっていた。ひとり娘はかつてバレエ団だったが、今は紡績工場の寮にいる。娘の丹丹が親思いで可愛くてとても良い。踊りも上手だ。認知症は進行する病気でハッピーエンドは望めないが、主人公が刑務所で書いた手紙の量が服役の期間を物語る・・中国映画も言論統制の枠の中で、民衆の生活感が出ていて独特な感じだ。泣ける映画。2014年の作品。
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