劇場公開日 2015年3月13日

  • 予告編を見る

イミテーション・ゲーム エニグマと天才数学者の秘密のレビュー・感想・評価

全317件中、61~80件目を表示

4.0普通じゃないこと

2020年3月21日
iPhoneアプリから投稿
鑑賞方法:VOD

悲しい

知的

アラン・チューリング氏のことはこの映画を観るまで知りませんでした。
この映画は暗号の解読に至るまでの話ではありますが、それだけが肝ではありません。
チューリングという、人とはちょっと違うゆえに生きづらく孤独を抱える一人の男の半生を描いた作品でした。

「時として誰も想像しないような人物が想像できない偉業を成し遂げる」
「あなたが普通じゃないから世界はこんなにすばらしい」
この映画にはたくさんの名言が出てきます。
多様性を認めることが回り回って世界を良くする、みんながそんな風に思える世の中であればいいなと思います。

それにしてもベネディクト・カンバーバッチって天才の役が本当に似合います。
今度のエジソンズ・ゲームではまた違った天才ぶりを見せてくれるでしょうか?

コメントする (0件)
共感した! 4件)
polkmn

4.5悲しき天才アラン・チューリング

2020年3月5日
PCから投稿
鑑賞方法:DVD/BD

「めちゃくちゃ面白い」という知人からの紹介で鑑賞しました。解読不可能と言われた「エニグマ」の解読を成功させた天才数学者アラン・チューリングを描いた作品です。

結論から言うと、めちゃくちゃ面白い。戦争シーンがほとんど描かれない戦争映画というと、2019年公開の日本映画「アルキメデスの大戦」を思い出します。あの映画も天才数学者が戦争に立ち向かうストーリーでしたね。
この映画ではいかにしてアランがエニグマの解読をしたかが描かれますが、エニグマ暗号を発明したドイツではなくアランの属するイギリス軍上層部が敵であるかのような描かれ方をします。アランのやっている作業の重要性を理解できず、アランを解雇しようとしたりスパイ容疑をかけてきたりします。このあたりの展開も「アルキメデスの大戦」に近いですね。最初はいがみ合っていた仲間と和解して協力したり、様々な困難を仲間の協力やとっさの機転、持ち前の発想力で乗り越えていく展開は胸が熱くなります。

そしてあの衝撃のラストシーン。あまりの衝撃にポカンとしたままエンドロールを終わりまで眺めてしまいました。決して後味が良い終わり方ではありませんが、最高のエンディングだったと思います。

また、この映画は「エニグマ」に対するイギリスのその後の対応やチューリングのその後について非常に簡略化して描いているため、映画鑑賞後に調べてみると更に楽しめると思います。
例えばエニグマの解読を最高機密として戦争が終わってからも隠し続けた理由として「イギリスがエニグマ暗号機を「絶対に解読できない暗号機」として販売して大儲けし、更に世界中の秘密通信を傍受してイギリスが世界のトップに立とうとする陰謀があったから」だという逸話があったり、チューリングの自殺は「青酸カリの服毒自殺」であったり(作中に青酸カリが登場するシーンがある)。
歴史を知った上で観ると、更に映画を深く知ることができるという作りこまれた内容になっています。

本当に面白い映画でした。この映画は色んな人に観て欲しいオススメの映画です。

コメントする (0件)
共感した! 6件)
といぼ:レビューが長い人

3.0後半のボリューム

2020年2月19日
iPhoneアプリから投稿
鑑賞方法:VOD

僕的には同性愛を告白したくらいから、グッと引き込まれた。その後からが怒涛の展開で、前半はやや冗長かなと感じている。

コメントする (0件)
共感した! 3件)
[#D2TV]

4.0普通が嫌いな人は観るべき1本

2019年12月25日
Androidアプリから投稿
鑑賞方法:VOD

普通じゃない人の悲劇とその偉業の話だと思います。

劇中で三回出てきた台詞が素敵で、思わず英語でメモしました。

"Sometimes it is the people who no images anything of who do things no one can imagine."

とても勇気づけられる言葉です。
他人と違う事は悪いわけではないというメッセージが込められています。

映画ファンとして「Ex Machina」にチユーリングテストという台詞があったのも思い出し「あああれか」と納得しました。

コメントする (0件)
共感した! 4件)
BAININ

4.5二本立て二本目。一本目と似た天才数学者のお話。実話の分、こちらに重...

2019年12月13日
iPhoneアプリから投稿
鑑賞方法:映画館

二本立て二本目。一本目と似た天才数学者のお話。実話の分、こちらに重みあり。「アルキメデスの大戦」はこの実話にヒントを得たのかも。

有名な暗号「エニグマ」解読の話。やった!と思ってからの二転三転が凄い。これ本当に実話?事実は小説よりも奇なりを証明するかのような話。

いやー勉強になりました。

コメントする (0件)
共感した! 4件)
はむひろみ

4.0あなたが普通じゃないから世界はこんなに素晴らしい

2019年11月1日
iPhoneアプリから投稿

興奮

知的

あなたが普通じゃないから世界はこんなに素晴らしい

コメントする (0件)
共感した! 4件)
こつ

4.0マシンの名前

2019年9月11日
PCから投稿
鑑賞方法:VOD

面白かった。
実話を元にした英国が舞台の映画とあって実にかっちりとした作り。時間軸を行き来はするが落ち着いて観れた。そしてなんともビターな幕切れ…。
この史実に驚く!こんな人が居たのか、そんな事実があったのか、という。

天才ゆえのエキセントリックさ、複雑な内面、孤独をカンバーバッチは見事に演じていた。「普通」とは何か?と考えさせる映画でもある。

役者がみな魅力的。特に芯の強い女性のキーラ・ナイトレイが素晴らしかった。あらゆる面で完成度の高い作品だと思います。

コメントする (0件)
共感した! 12件)
散歩男

3.5第2次世界大戦時、ドイツ軍が世界に誇った暗号機エニグマによる暗号の...

2019年9月7日
PCから投稿
鑑賞方法:映画館

第2次世界大戦時、ドイツ軍が世界に誇った暗号機エニグマによる暗号の解読に成功し、連合国軍に勝機をもたらしたイギリスの数学者アラン・チューリングの人生を描いたドラマ。

コメントする (0件)
共感した! 1件)
てかる

4.0すごかった…

2019年8月5日
iPhoneアプリから投稿
鑑賞方法:DVD/BD

泣ける

悲しい

知的

見終わったあとのなんとも言えない感情が…
こんな人がいたなんて信じられない…
ベネディクト・カンバーバッチもすごかったし。
あのマシンも凄すぎる。
クリストファー…
やっぱり天才には何かあるんだなと思った。

コメントする (0件)
共感した! 3件)
kona

4.0普通とは

2019年7月18日
iPhoneアプリから投稿

「時として誰も予想しないような人物が想像も出来なかった功績を成し遂げる」ー

当時世界最高峰の暗号とされたドイツのエニグマ。
エニグマ解読を任され、果たしたチューリングの生涯を描く本作。

ストーリーは大きく分けて3つ。
チューリングの幼少期、
エニグマ解読までの道のり、
そして戦後の人生を入り交ぜながらも
巧みに描いている。

天才ゆえの苦悩や後のコンピュータへ繋がる暗号解読機開発となるストーリーがメインにありながらも、
「普通とは何か」を常に問いかけてくる。

チューリングが誰にも称えられることもなく、
ホルモン治療を経て41歳の若さでこの世を去った。

しかし2013年に女王陛下より勲章を授与されたことにより彼の生涯と功績が表沙汰となる。
実に60年後のことである。

変わり者として扱われる主人公を通して
何が普通で何が普通でないか、
普通と違うことが悪いことなのか、
必ずしも普通が普通でないことを考える必要があることを改めて気付かされる。

コメントする (0件)
共感した! 4件)
からあげ500g

4.5・自分の考え方が変わると周りも変わってくれるように感じるのは嬉しい...

2019年5月28日
iPhoneアプリから投稿

・自分の考え方が変わると周りも変わってくれるように感じるのは嬉しい
・ヒントをつかんだ瞬間は本気で興奮した
・自分は何者なのかって考えると何もなくて、秘密が公にできればその虚しさも消えるのに

コメントする (0件)
共感した! 3件)
小鳩組

4.0チューリングの名を全ての人が知るべきだ。

tさん
2019年5月26日
PCから投稿

知的

コンピュータサイエンスのノーベル賞はチューリング賞。
「チューリング」は、本作の主人公であるアラン・チューリングから取られた。

本作は、チューリングの生涯を、
・第二次世界大戦におけるイギリスの対独戦
・チューリングのエニグマ解読の功績
・同性愛者であるが故の不遇な人生
3つに焦点を絞って過不足なくまとめた、という印象。

アラン・チューリングを知っている人(プログラマや数学に嗜みのある人)は楽しめるはず。僕は、エニグマの解読過程の描写をニタニタしながら観ていた。チューリングを知らない人は、とりあえずこの映画を見て、知れ!(理由は後述)

また、彼の不遇な人生を、この映画を通して初めて知った。多大なる功績を納めた(決して言い過ぎではない)人なのにね・・・。同性愛者という理由だけで、人を迫害してはならない、と思った。彼ら(彼女ら)は、同性愛者というだけで生き難いはず。それに追い討ちをかけるように迫害しちゃいけないね。

チューリングのことを知らない人もこの映画を見なければならない。なぜなら、チューリングは現在のコンピュータの生みの親だから。みなさんが使っているiPhoneだって、彼の功績なしには今ここに存在していなかったかも知れませんよ?

本作中では、チューリングのコンピュータ発展における功績についてはあまり語られていない。まぁそれは仕方ない。だってとても映画にできないもん、観念的すぎて、難しすぎて・・・とても映像化はできないwww。その功績は計算理論面での貢献。コンピュータサイエンスという学問分野では、多くの研究が、彼の理論を基礎に進められている。だから「生みの親」なのだ。

コメントする (0件)
共感した! 3件)
t

4.5最高… 絶対みて… これが実話だなんて… 鑑賞後ネットでアランチュ...

2019年5月21日
iPhoneアプリから投稿

最高…
絶対みて…
これが実話だなんて…
鑑賞後ネットでアランチューリングについてめちゃくちゃ調べてしまうな
アカデミー賞を取った後の脚本家のスピーチもくっそ感動する
正しい人が公平に認められるのにこんなに時間がかかるとは凡人が多い世の中に天才が生きるのは本当に難しいんだろうなぁ

コメントする (0件)
共感した! 4件)
こな

4.5価値観や人格の多様性と同性愛者への理解

2019年5月18日
スマートフォンから投稿
鑑賞方法:TV地上波

知的

第二次世界対戦の裏にこのような偉業があったとは知りませんでした。
やはり本当の天才は常人には理解することが難しいのかもしれません。
価値観や人格の多様性、同性愛者への理解など考えさせられる映画です。

コメントする 2件)
共感した! 17件)
光陽

5.0限りなくアカデミー

2019年5月16日
PCから投稿

知的

限りなくアカデミー作品賞に近いと思う。
彼の暗号解読機は、今も尚進化し続けている。
鑑賞日:2015.1.26

コメントする (0件)
共感した! 4件)
miharyi

4.0国益の名のもとに

2019年4月26日
PCから投稿
鑑賞方法:VOD

悲しい

興奮

知的

予告で流れる「英雄か、犯罪者か」とはこういう事だったのか…。

『ダンケルク』の彼らが浮かんできてしまった。

 どんな勝負も、戦略がなければ勝てない。
 結果として、最後のテロップにあるように、大勢の命を救ったのだけれども。
 そりゃ、封印しなければ、助けられなかった兵士や民間人の遺族から袋叩きに合うよ…。英国にとっても、闇歴史だったんだろうな。

 さらに、つきつけられるスパイ合戦。そのために利用される人々。
 そもそも、彼らの提案を採用するかどうかの決定は、彼らとは関係のないところで行われているはずだ。
 結局は、釈迦の掌の中で踊っていただけか。
 そして、彼自身も一番大切なもう一人を手放さなければならなくなる、その人の安全のために。
 大きな代償を払いつつ、なかったことにされる実績。最終責任を取る立場にはないものの、純粋な彼の魂は、自分にすべての責があるかのように自分に問いかけ続ける。「私は、神か、悪魔か、英雄か、犯罪者か」
 自分が機械だったらどんなにか楽だったろうに。

 コンピューターの誕生秘話であり、第二次世界大戦での偉業の話であり、人との繋がりの話でもある。

 ジョーンが、アランの偉業を称えて言う言葉がキーワードとして何度か出てくる。感動的な言葉だ。
 この映画は、アランを称える映画だから、当然繰り返される言葉であり、今を一生懸命生きる私たちに勇気をくれる言葉でもある。
 けれど、日々、自閉症スペクトラム障害(アスペルガー障害含む)と、その近縁の困難を抱えていらっしゃる、多くの方がたと出会っていると、若干の違和感が禁じ得ない。
 「別に偉業を成し遂げなくたって、貴方達は存在しているだけで素晴らしい」って言いたくなる。

 アランが天才風を吹かせて高飛車なのは、アスペルガー特有の症状ではない。 ずっと馬鹿にされ虐げられてきた者の、反動形成だ。
 事実を事実として周りの空気読めずに言っちゃって、何がまずかったのか理解できないところはアスペルガーの特徴だけれど。だから、ジョーンに諭されて、納得すれば、 かんたんにその教えに従ったりする。そのあとのジョークが、そのあとの展開につながっていて、うならさせられる。

 ラスト、アランがクリストファーのことを「友達じゃない」と繰り返す。
 うん、友達なんかじゃない。もっと大切な魂の片割れ。
 たんなる性的志向じゃなく、もっともっと深い魂の結びつき。当時の風潮としては全力で隠さなければいけない想い。
 とはいえ、クリストファーのことを想うことを否定されて”治療”させられたら、自分の存在そのものの否定だろう。
 林檎に青酸カリをつけて自死されたとか。
 事実なのか脚色なのか知らないけれど、映画の途中の、林檎のエピソードを思い出すと胸が苦しくなる。

人が大切にしているものを奪っちゃいけない。

コメントする (0件)
共感した! 11件)
とみいじょん

4.5人を人として信じてあげること、それは人にしかできない

2019年4月21日
Androidアプリから投稿
鑑賞方法:VOD

泣ける

興奮

知的

AIが恐らくついに花開こうとしている今、それをどう使い世界をどう動かすかは、人間に突きつけられた最後のテーマと言えると思う。
この映画は教えてくれる、「人を人として信じてあげることは、人にしかできない」と。「モンスター」のような異端児の彼をイジメから救って信じてくれた彼の中学の親友、チューリングを人として信じたフィアンセ、そして彼の仲間。
そしてその信頼が結実した結果、英国が成し遂げたナチスドイツの暗号解読という奇跡。そのきっかけが、実は恋だったという、いかにも人間らしいストーリーが、コンピュータ開発の原点にあったことを、私はこの映画で初めて知った。
人はそれぞれが他人にはなかなか言えない、人とは違った面を持っている。それを感じ取り、認めあってこそが人間であり、だから我々はAIという「モンスター」と、これからどう付き合っていくかを決めないといけない局面に今来ていると思う。

コメントする 1件)
共感した! 3件)
地元コアネタまるさん

4.5面白かった

2019年3月6日
PCから投稿
鑑賞方法:VOD

悲しい

興奮

いやー、面白かったです☆。最後は悲しいけれど。

コメントする (0件)
共感した! 4件)
hide1095

5.0時として想像もしない人物が、想像もつかない偉業を成し遂げる!

2019年2月20日
スマートフォンから投稿

泣ける

知的

難しい

信じられるかい?!
今、GYAO!にて、英国王のスピーチとイミテーションゲームが、絶賛の無料公開中なんだぜ?

結果は出すが、身の回りに騒動を起こす。
対人関係に問題有りのマーベリック。

う〜ん。。。
カンパーバッチには、ドクターストレンジやミスタースポックや、今回のように?
孤高で神経質な役が良く似合う。

なんだか、自身をかぶせてしまった。
(*俺は、あんなカッコ良くも無いし、あそこまで天才では無いし、◎◎でも無いが!)

こう言う、脚本勝負!みたいな映画が好きだ!凄く好きだ!!!

イミテーションゲーム、サブタイトルが?
〜エニグマと天才数学者の秘密〜

なるほど、素晴らしい!!!

ラブアクチュアリー/パイレーツオブカリビアン/危険なメソッド・・
ウチの大好きなキーラナイトレイちゃんが、知らずに出てて、ここでも紅一点の良い役をしてたなぁ。。。

序盤からグッと引き込まれて、ラストまで一気に!!!

映画経験値】高め
オススメ度】
→英国王のスピーチやウィンストンチャーチルをおもろい!と思う方には☆⑤
→普通の映画好きさんには☆③〜④
→映画に娯楽を求める!映画は作品で無く商品だ!て方には☆ゼロ

名作!これは名作!
伯爵の品質保証作品に大認定(●´ω`●)

男はカンパーバッチに泣け!
女はナイトレイ模倣しろ!

コメントする (0件)
共感した! 4件)
えびかに伯爵