「同性愛は罪なのか。」イミテーション・ゲーム エニグマと天才数学者の秘密 mg599さんの映画レビュー(感想・評価)
同性愛は罪なのか。
イギリス政府が長らく機密にしていた話がオープンになり、本作のような映画がてきあがった。
ドイツの暗号機エニグマを解読したアラン・チューリングのチームの話である。
事実を基にした映画のようだが、その事実関係はあまり知らなかったのだが、エニグマはいずれ解読されるんだろうなぁと思って観ていたが、その解読したあとである。
アラン・チームは解読した事実を明らかにせず、流す情報と隠す情報を選別し、ドイツに、エニグマが解読されたことを悟られないようにするという作戦に出る。
要は、情報を握ったほうが勝ちなのだ。
ヨーロッパでは、第2次世界大戦も情報戦であって、情報面では大いに遅れをとっていたと思われる日本の結果は、もはや火を見るよりも明らかであったということだ。
モルテン・ティルドゥム監督は、3つの時間軸が同時進行する込み入った脚本を、手際よく見せていて、これは並の演出力ではない。
また、その脚本をものにしたグレアム・ムーアも見事である。オスカー受賞もうなずける。
このiPhoneも、元をただせば、アラン・チューリングの功績ということか。
コメントする