「孤高」イミテーション・ゲーム エニグマと天才数学者の秘密 クリストフさんの映画レビュー(感想・評価)
孤高
戦争は悲惨だ。「人命を救う」ことより「国が勝つ」ことが優先される。暗号の解読こそ正にそのための手段でしかなく、重要な国家機密でしかも表舞台には登場しない完全黒子。その成果は後世何十年と経ってからでないと称えられない。
アランチューリングはニュートンやアインシュタインに憧れていた。今や彼も、彼らに並び称される天才ではあるが、そうなったのは意外と最近のことである。生きている時も孤独を抱え、その成果も評価されなかった彼は、決して幸せではなかっただろう。
そんな切ない天才の話。
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