「美大生が観るといいんじゃないかな。」ビッグ・アイズ HIROKICHIさんの映画レビュー(感想・評価)
美大生が観るといいんじゃないかな。
実在するアーティストのマーガレット・キーンに興味があり観ました。
幸か不幸か、ティム・バートン色は薄くストーリーに集中出来ました。
ウォーホルが活躍していた時代にこんな作家が居たなんて!
今でこそPOPアートの代名詞のウォーホル、彼のエディション物のシルクスクリーンにも多少の影響を与えたのかと思うと、興味深い。
そしてこの時代からアートのシステムがまるで変わらない事に落胆しました。
才能・政治・チャンス、アーティストっていつの時代もピュアに作品を創り出すだけではダメなんですね。
観方によれば芸大で勉強するより、この1本でアートビジネスがよく理解出来ますw
作品自体は実在する2人の人生を描いたにしてはティム・バートンらしくおとぎ話の様で薄っぺらい感じがしました。
ティム・バートンのインパクトのあるビジュアルを求める人には向かない作品かと思います。
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