「良くも悪くも映像美」美女と野獣(2014) ambrosiusさんの映画レビュー(感想・評価)
良くも悪くも映像美
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とにかくレア・セドゥと美術と衣装の美しさは堪能できる。
流石にフランス映画だけあって、セットにしてもハリウッド映画にはない重厚感があり、見ていて飽きが来ない。
ストーリーは支離滅裂。少なくとも字幕を追うだけでは、ベルと野獣の関係性すら満足に把握できない。何故野獣はベルに惹かれるのか、ベルは何故野獣を愛するに至るのか、という根本的なものが見えてこない。
おとぎ話というのは元来理不尽なものではあるが・・・。
また、クライマックス(?)の石の巨人、大魔神シリーズへのオマージュだそうだが、無理矢理アクションシーン入れた感があり、必要性に疑問を感じる。
万人向けの映画ではないし、相当癖のある世界観の映画。かなりディープなヨーロッパ好きの方なら楽しめるのかもしれない。
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