「野獣とベルの不思議な馴れ初めと結婚後」美女と野獣(2014) Don-chanさんの映画レビュー(感想・評価)
野獣とベルの不思議な馴れ初めと結婚後
王様がいた国をネットで調べると、日本の天皇が世界最長の歴史を持つ。(天皇が、たとえ明治維新の頃などに 偽物と入れ替わっていた としても、)日本が特別である ことを裏付ける 根拠のひとつ といえる。
フランスの国王が絡んでいる原作を(既に映画があるにもかかわらず)映画化した監督のクリストフ・ガンズは、日本の作品に 影響を受けたりオマージュしたりして 今作を制作した(らしい)。
オリジナルの フランス語(日本語字幕版)で、できるだけ大画面で鑑賞したい。
もはや 建築技術が途絶えてしまった とも言える立派な建造物(お城)、現在では説明が困難な 不思議な力 や公式の歴史では出る幕のない巨人 も登場する。
可愛いくて 変わった(架空の)動物を見たときに、創造されたキャラクター であることは承知の上で、そのデザインの モデルが実在した と思い込んでみる。
事実かもしれない と思えば面白さは倍増する。このようなファンタジー(と言われる)要素の描写こそが、映画の醍醐味である。
冒頭の ナナホシテントウムシ は、今作が幸せな物語であることを表している。
幼子たちに読み聞かせていた話は 実話だったのである。
もし 日本の桃太郎伝説や 浦島太郎伝説も 事実だとしたらワクワクする。
ラストの夫婦の姿が眩しい。
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