「もののけ姫」戦慄怪奇ファイル コワすぎ! 史上最恐の劇場版 kossyさんの映画レビュー(感想・評価)
もののけ姫
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ちまちました投稿映像から始まったけど、劇場版なのにこの程度?という考えは、後半一気に打ちのめされてしまう。宇龍院道玄(宇賀神明宏)が呪い殺されてしまい、物理学者・斎藤もアイドル小明も行方不明となった前半。そこでタタリ村(もの村)が旧日本軍の秘密軍事工場があった場所だと知り、元防衛省幹部から聞き出した鬼神兵製造者に辿り着く・・・
科学と呪術を融合させた兵器「鬼神兵」。なんとまぁ恐ろしい。どことなく『風の谷のナウシカ』に登場する巨神兵や『もののけ姫』に登場するデイダラボッチを想起させ、また「もの村」というネーミングももののけ姫かもしれなかったり、緑色の不気味な物体も設定もアシタカが呪われた姿にそっくり。
過去のOVに登場してきた「髪の毛飾り」や夕子、先生も重要なところでリンクしてきて、最後には工藤ディレクターの生い立ちも絡んでくる。彼の両親は通り魔に殺されたという悲劇があったことも明かされ、タイムスリップした工藤がその真犯人だったとは!
運命に逆らうな。運命に逆らえ。結局はどちらだったのだろうか。突拍子もない展開ではあるが、旧日本軍についての批判的な内容があったりして興味深いところだ。ただ、暴力だけで解決する工藤には共感もできないが、色んなことを考えさせられるほどストーリーは面白い。工藤、市川が時空の狭間に閉じ込められ、東京の上空には巨大な鬼神兵の影が浮遊したまま。今後どうなるんだろ・・・
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