「暗くてハードなジャッキー」ポリス・ストーリー レジェンド 古泉智浩さんの映画レビュー(感想・評価)
暗くてハードなジャッキー
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  ギャグが全くない渋くハードなジャッキー映画で、驚いた。アクションもリアリズムでかっこよく、痛々しかった。
 娘がとてもおてんばでそれもびっくりした。
 ミステリー仕立てのストーリーは首をひねらざるを得ない箇所がいくつもあった。敵の妹が自殺だったというのも単なるミスリードの回答でしかないとってつけたような感じがあった。敵が2年かけて改装してバーをオープンして開業して3年でしかもけっこうな繁盛店というのも経営に情熱がないとできず、それが妹の事件をあぶりだすためのものだったことは、話として無理がある。
 結末のやりとりは、敵の自殺を食い止めるためにジャッキーが闘うというのも変だった。わざわざ電車で自殺しなくても、銃を取った時点でこめかみに当てて引鉄を引けよと思った。
 いろいろ詰めの甘さは気になるものの、暗くハードな雰囲気はとてもよかった。
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