「頭をブチ抜くジャッキー?」ポリス・ストーリー レジェンド 三遊亭大ピンチさんの映画レビュー(感想・評価)
頭をブチ抜くジャッキー?
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この映画は、おもしろかったのか、ダメだったのか分からないです。
というのも、アクションは皆無で、これはポリスストーリーじゃないという想い。反面シリアス路線の新境地。
この二つの想いによりにより、採点は半分ずつ分け合いました。
シリアス路線は成功だと思います。ぽっちゃりジャッキーが醸し出すダメ親父感も素晴らしかった。実は、ジャッキー映画をリアルタイムで見るのは「香港国際警察/NEW POLICE STORY」と「ベスト・キッド」だけなんです。この2作と今作は、共にダメダメジャッキーからのスタート。すごい味が出てていい。
演技力も素晴らしい。最後の地下鉄のシーンは貰い泣きしそうになりました。
しかし、設定等はかなり杜撰。
特に敵のキャラクターはかなり緩くて、常に詰めが甘い。
話は変わりますが、「踊る大捜査線/新たなる希望」という映画の予告編で織田裕二演じる青島刑事が、撃たれるような描写があって、実際に本編を見たら全く撃たれてなくて転んだだけだったなんてのがありました。あれには非常に腹が立ちましたが、この映画もそのパターンです。みんなジャッキーの自殺を見に来てるんだよ?裏切りなんてレベルじゃなく、これは騙しですよ。
総じて、丁寧に作ってるのは伝わるけど、丁寧すぎるかな。
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