花宵道中のレビュー・感想・評価
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予想以上に大胆でした。
題材が面白くって・・気になってました。ストーリーはよくある純愛もので・・王道な感じでよかったです。
結局・・自害してしまったのには残念。女も本気で惚れると最期はこういう結果なのかーー。と・・ありがちパターンです。
恋した男が先だっても強く生き続ける女であって欲しかったと願うのは私だけ? 残念です。
吉原の色恋・・やはり過激ですねー。 安達さんの演技力は圧巻。
予想以上に大胆に露出。
終盤では濡れ場・・。長い時間・・見せられ・・ちょっと恥ずかしい。
キレイではあったが・・長い・・。皆さんはタジタジしませんでしたかー?
大胆さが際立って・・ピュアな純愛ストーリーが何割か削られたような・・それくらいすごい衝撃でした。
でも・・この時代の吉原の感じ・・見れて良かった。
時代もの好きなんで・・やっぱり落ち着く。
あーーでもあさぎりはもっと強い女であってほしかった
。
女って惚れると弱くなる・・いつの時代も変わらないですねー。
適材適所。
あの「家なき子」が「家なき女郎」になってしまった。
名台詞「同情するならカネをくれ!」とは云わなかったものの、
結構な啖呵も切ってくれる。まさに女優・安達祐実の新境地を
描いているんだけど、果たしてこれが吉と出たか凶と出たか…
もう芸歴30年とのことで、さすがの貫録。演技力も申し分なし。
もちろん潔く脱いでいるので、濡れ場もふんだんに登場する。
第5回女による女のためのR-18文学賞で大賞・読者賞をW受賞
したという原作の第一部がこの話らしい。官能小説ならではの
描写・演出もそれなりに見られ、劇場映画では普通の仕上がり。
やはりそうなると安達祐実ちゃん、どうなんでしょう?という
ところなのだが、子役時代の彼女から現在の彼女までの違いが、
(多分ここがいちばんの難点)彼女の場合ほとんど見当たらない。
よくいえば「いつまでもお若いわね~」なんだけど、子供っぽい
顔立ちと身体つき、そして声、総てが本当に若いまんまなのだ。
中身は老いているはずだから(母親と比べて)本当にしっかりと
しているのは承知なんだけど、それでもやはり女優は見た目で
役柄を判断される。「姐さん」と呼ぶ妹女郎の方が老けて見える
という(ゴメン)、やはり観る者を選んでしまう作品なのは確か。
脱ぎっぷりも絡みっぷりも見事なのでそこは評価できるものの、
恐らく大人の事情絡みと俳優は適材適所。という言葉が浮かぶ。
(私生活では再婚したそうで、まだまだ幾花も咲かせておくれね)
需要の無い供給
地元出身監督の作品ということで鑑賞。
「安達祐美のアレ」で話題ではあったけれど。
個人的にはアレ、無用だったかな…と思う手堅い演出&物語運び。
(実際、見たいとは思わなかったし、見て得をした気分にもなれない苦笑)
ただ、その分面白さもあまり無く…
「よくある邦画」レベル止まりになったのが残念。
この監督なら、もっと面白いことできるのに!涙
賞味期限の切れただしがらで、もう一儲けしようとする映画の外からの意図がどうやっても見えてしまう…
「オトナの事情」ってものをとにかく強く感じる作品。
女性の支持は得られるのか?
天才と呼ばれた子役にも、当然の事ながら「年齢」という厳しい壁が立ちはだかる訳です。そのあたりは芦田愛菜ちゃんなども、今後、女優業を続けていくならば、乗り越えなければならなくなる運命にあります。本作の主役は安達祐実。「同情するなら金をくれ!!」と言うあのセリフを吐いた名子役でありました。
その人が本作ではついに脱ぐんであります。
濡れ場アリです。
まあ、映画興行を考慮すると、かなりのインパクトがあるのでしょう。劇場で鑑賞する限り、平日にも関わらず、6、7割客席が埋まっておりました。
物語は江戸時代の遊郭、吉原。ここに人気の遊女がいるのです。
男達の関心を浴びたこの遊女、高潮すると「肌に花が咲く」ともっぱらの評判なのです。
それを拝みたくて、彼女を指名してくる客が多いのです。
まあ、その遊郭にとっては看板のような存在です。
「遊女にとって大事なのは男に惚れない事」
それを守り続けてきた、この看板遊女「朝霧」
ところが、あるとき縁日で知り合った半次郎という男性に、心引かれてしまうのです。彼は、腕のいい、染め物職人。朝霧の切れた下駄の鼻緒をキレイに直してくれたりします。
朝霧はもうすぐ年季明けです。吉原の遊女という身分から、ついに解放か、と思いますが、名の知れた遊女ともなると、お金持ちの「旦那」さんが放っとかないわけですね。
旦那の方は朝霧を身請けするつもりですので、もう半分自分の所有物のように思っている。
ある日、この旦那の宴席に朝霧が呼ばれました。とろこが、その連れの客として、なんとあの半次郎がいるのです。半次郎にしても、まさか、幼顔の可憐な彼女が遊女であったとは、全く青天の霹靂。しかも、朝霧としては、スポンサーである旦那の宴席。旦那からのいやらし~い、あ~んなことや、こ~んなことも、つれの半次郎の目の前で演じてみせなくてはならない。こりゃ~、辛い状況ですな。
というわけで、その後どうなるのかは、劇場でお楽しみくださいませ。
本作の見所は、もちろん安達祐実がどのように大人の女、しかも遊女を妖艶に演じるか? にかかっている訳でして、実によく分かりすぎる展開の作品です。
吉原の遊女を扱った作品として、近年では蜷川実花監督、土屋アンナ主演の「さくらん」があります。あの作品は僕も劇場で鑑賞しました。
吉原の遊女を扱った作品として、どうしても本作と「さくらん」は見比べてしまいますね。本作「花宵道中」が原作は女性ながら、男性監督を起用したのに対し「さくらん」の場合、その特筆すべき点は、原作 安藤モヨコ、脚本 タナダユキ、監督 蜷川実花、主演 土屋アンナ、更には音楽さえも椎名林檎さんが担当。
まさに鉄壁の「女性チーム」を組んでいる事です。徹底して女性目線の「吉原、花魁映画」を作ろうとした蜷川実花監督の狙いは見事的中しました。僕としては蜷川実花ワールドを楽しめる佳作であると感じました。
では、本作「花宵道中」はどうでしょうか?
残念ながら、その点、男性の興味本位の部分があちこちに見え隠れする感じがあるのです。女性の観客の共感や支持を得られるのかなぁ~。この辺りは逆に僕が女性の観客にお訊きしたいところです。
え~、もちろん、R15指定なので「良い子の皆さん」は安達祐実さんぐらいの年齢になってから見てくださいね。
花は咲き、散りゆく。
予想以上に面白い作品でした。
幼い頃から吉原しか知らない江戸の女の粋、安達祐実の啖呵や佇まいに体現されていました。
半次郎の想い、津田寛治演じる吉田屋の憎々しい感じもイイ。そして、友近の意外すぎる存在感。
花街に生きる気骨と、表裏一体にある儚さ・脆さ。
多面的に花柳界が描かれていて好感もてます。
惜しむらくは、吉田屋とのシークエンス以降、展開が観客の驚きを惹起しないトコでしょうか。更に山を作って越えて欲しかったように思いました。
その日のうちにしぼむ花に喩えて
花宵道中観てきました。原作が好きだったので観ましたが、微妙かもなと思いつつ観てきました。
ベクトルは予想外でしたが微妙ではありました。
1,100円なのでまぁアリかなってところです。
ストーリーは単純です。
恋に落ちたが故の一部始終です。
恋とは、落ちたが最後。天国であり地獄であり。でも何もないよりはいいじゃない、という感じの話です。悲恋ものです。
安達祐実はどうしてあんなに童顔で声が若いのか。同い年なんで、とても不思議です。
ただ、肌は三十路らしい柔らかさを感じて良かったです。
演技はお上手です。半次郎の髪を抱えて悲鳴をあげるところの泣き声がよかったです。
微妙の原因は半次郎ですね。んー、あんまり演技がおじょうずでないと思いました。ごめんなさい。
もう一つは、濡れ場が艶かしさに欠けているかと思いました。おっぱいはいっぱいみせていただいたのですが、そしていいおっぱいだったとおもうのですが、いやらしさを抑えすぎている演出で、観てる方には迫らないといいますか。
津田寛治とのそれは陵辱として描いており(顔の下半分を白粉にまみれさせた津田寛治の顔のえげつない事ったら…)痛々しい限り。
原作では陵辱でありつつも、半次郎の目の前で花を咲かせる状況に、抑えがたい高まりも覚えてしまう、という流れだったように思うのですが、映画では単なる陵辱に観えたのです。わたしには。
半次郎とのそれは、キレイに描き過ぎてるように思い、もっと気持ちよさげに撮ってよーと思いました。エロスがたりないよー。唇と舌が消極的でしたよ。特に半次郎!
せっかくおっぱいをいっぱいだしたんだからさぁ。もったいないなぁと思いました。
お着物は綺麗でした。お化粧も首元だけ白粉っていいですね。
あと、子供の頃の朝霧役の子役さん、どっかで見たことあるけど誰だっけ。朝ドラかなぁ。あの子可愛ですね。
他の女郎たちもかわいかった。
もちろん朝霧も可愛かったです。
花魁道中は文で読んでもどんな歩きかわからなかったのを映像で見られてよかったです。
映画では霧里と吉田屋と半次郎の背景はあまり描かれませんでしたが、身請けしといて労咳だったから追い出した!なんてレベルでなく、結構壮絶な因縁があるのですよ。流石に此処には書きませんがね。
この映画じゃちょっと物足りないと思われたのならば是非とも小説をお読みください。新潮文庫です。
他女郎達の話もいいですよー。
愛を知る時
安達祐実演じる朝霧は男を信じない花魁でした
その朝霧が祭の中、無くした片方の下駄を探してくれた青年に恋心を抱く(かなりベタな展開です)所からストーリーは動き出します
序盤は童顔&子どもっぽい声の安達祐実が花魁を演じている事にやや違和感を感じます
ですが、ストーリーが進むにつれ、見分けが付かないその他大勢の花魁たちとは明らかに違う朝霧の存在感…圧倒的でした
愛を知った朝霧の美しさを表現した安達祐実の演技は本物です
朝霧ならあの結末以外になかったと思います
悲しみより納得のラストでした
ストーリーに全く違和感、矛盾がなく、どっぷり花魁の世界に入り込める2時間です
花宵道中
男目線・女目線で違いが思いっきり出る作品でしょう!
綺麗さでは、一致できると思います。着物も豪華で、毎度、柄が違ってるような気がしました。何よりも、安達祐実さんが、豪華な着物に負けないくらいの存在感があり、すごいなーと思いました。座席の位置で映画のイメージが違ってくるような気がします。前で、官能の体験を、ちょっとっ引いてみて、全体を見ると、同じ映画でも、違った感覚が味わえると思います。ちなみに、私は、映画祭・映画館*2視聴してます。あと、一回、行きます!違う映画館で!
R15指定でが、堂々と行っても恥ずかしくないですよ!
新しい花魁映画
見終わった後に、今までの花魁映画と違う感覚が沸き起こりました。
観る価値がある作品だと思います。
安達祐実さんの演技で泣いてしまいました。
台湾、香港、韓国とアジア各国で公開が続々と決まっているとのこと。
日本の映画の歴史に刻まれる作品になると思います。
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