「パレスチナの現状を知らなけばいけないのかもしれない。」オマールの壁 突貫小僧さんの映画レビュー(感想・評価)
パレスチナの現状を知らなけばいけないのかもしれない。
パレスチナの歴史、イスラエルの地理や政情をしっかり把握していなければ、この映画を良さ、素晴らしさを感じることは無理。主役のオマールが「分離壁」を乗り越える場面は圧巻。
オマール、タレク、アムジャドこの3人は幼馴染。映画を見ていく
うち、スパイは誰かが察しがつく筈とは思われる。オマールは何度も拷問での顔が血だらけグチャグチャになっているが、なぜか数日経つともとの綺麗な状態に戻っている。誰が裏切っているのかそうでないのか?
この国で、民族の本当の幸福を手にするのは、まだまだ遠い道のりでであろう。最後、オマールが壁を乗り越えられない場面、エンドロールは、全く音楽がなく無音の状態で幕を閉じたのは、今現在、パレスチナでは何が起きているのか、現状(政情 等)がどのようなものか考えさせられる。
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