「イエスの進行」サン・オブ・ゴッド 巫女雷男さんの映画レビュー(感想・評価)
イエスの進行
「奇跡を眼にすれば、迷わず従う」
イエスの弟子ヨハネの言葉から始まるイエス・キリスト人生映画。
語り継いだ話を基にしているのか、オリジナルな部分がかなりあるのかキリスト教信者でもない為何とも言えませんが、この映画からは「イエスの内に秘める人徳魅力」よりかは「表面上の行動で奇跡を見せる魅力」が強く、イエスが只の超能力者にしか見えません。
また、イエスの言葉も最初は人を強制しない様な口調ですが、1/3が過ぎた辺りから強制的口調で怖かったです。
「現代の(比較的新し目の)宗教家はコレを真似っこしてるのか?」と思わせる作りになっており、この作品には個人的に共感は出来ませんでした。
行動主体で既に存在する社会システムを批判する様な内容も頂けません。ズカズカと他人の庭を自分の思想で荒らし、先人達の内容を批判ばかり。
一方的な調和を観せない作り。そりゃローマも楯突くわな。
なるべくしてなったイエスの人生って感じ。
時間の割には内容薄く、モーゼの「十戒」よりはかなり劣る。
興味あればどうぞ。
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