「進塁するごとに心涙」バンクーバーの朝日 どん兵衛さんの映画レビュー(感想・評価)
進塁するごとに心涙
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当時の時代背景に合わせてストーリーが展開されるため教科書では分からない一般人の心情や動きが分かったのは面白かった。
バントで初めて得点するシーンでは一塁、二塁まで妻夫木が全力で走っていて笑えた。しかし、その後三塁、そしてホームベースを踏むまでに泣いた。人の成長をうまく描いていたと思う。
ただバントのシーンまでがあっさりしすぎていて面白くなかった。「閃いた!」→「やってみた」というザックリしたものなので、そこをもっと掘り下げるべきかと思う。前もって設定を知らないと何のことか分からないかもしれない。
またキャプテンになった妻夫木がほとんどやる気を見せないのは腹が立った。最後の最後までキャプテンらしさが出ない。
あとはキャストが豪華な割にそれに見合った演技を見ることができなかったのが残念。その俳優である必要性が見当たらないことも多々あった。居るだけなら出なくていい。
妻夫木の全力疾走を見るためだけの映画。
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