「ターザン役はスウェーデンのデカイ俳優 マーゴット・ロビーが小さくうんと可愛くみえるので、星🌟ひとつおまけ」ターザン:REBORN カールⅢ世さんの映画レビュー(感想・評価)
ターザン役はスウェーデンのデカイ俳優 マーゴット・ロビーが小さくうんと可愛くみえるので、星🌟ひとつおまけ
1884年欧米列強はベルリンにおいてアフリカの植民地配分を協議し、ベルギーのコンゴ植民地支配を認めた(ベルリン会議)。コンゴはいわば列強の緩衝地帯でもあったんだろう。ベルギー国王レオポルド二世は列強国の支配の及んでいないコンゴ盆地に目をつけ、部族長と協定を結ぶなど準備を進めていた。
映画のストーリーは新たな植民地獲得のための傭兵確保に多額の資金調達を要したが、借金返済のめどが立たず、国王は困窮していたことから始まる。ダイヤモンドの早急な収奪を側近ロムに命じた。そこへ立ち塞がるのが、ダイヤモンドの産地のオパールの部族の長ムボンザ(ジャイモン・フンスー)。ムボンザはダイヤモンドと引き換えにターザンを差し出せと。
ムボンザの息子はターザンに殺された。しかし、それはターザンの育ての母ゴリラをムボンザの息子が成人の儀礼でたまたま殺したからだった。
イングランドのグレイトン伯爵のジョン(アレクサンダー・スカルスガルド:身長194cm)は両親がアフリカのジャングルで命を落とし、ゴリラのカーラに育てられたターザンで、ジャングルの王だった。その妻、ジェーン(マーゴット・ロビー)はコンゴ駐在のアメリカ人学者の娘で、奥地の部族と家族同然の暮らしをするオテンバ娘。ふたりはジャングルで運命的な出会いを果たす。村の長はターザンを受け入れ、彼等は結ばれる。教育を施されてジョンはイングランドの貴族に返り咲いていた。しかし、レオポルド二世からのコンゴへの招待が届く。断るジョンにコンゴでのベルギーの略奪状況を視察に行きたいアメリカ黒人の外交官?のジョージ・ワシントン・ウィリアムズ(サミュエル・L・ジャクソン)が連れて行って貰いたいので、おだてたり、もっともらしいことを言って、コンゴ行きを説得。この時代に黒人の外交官やジャーナリストがいるわけないのにとつっこみたいのをぐっと我慢。里帰りしたいジェーンも加えて、コンゴの港についた3人は、なんと、行方をくらまし、コンゴ奥地の部族の村に歩いて行く。そこへ、ベルギー国王の懐刀の悪人ロム(クリストフ・ヴァルツ)たちが追い付き、村を襲い、ジョンを縄で縛り、生け捕りに。しかし、銃の使い手のウィリアムズに助けられジャングルへ。その間、悪人どもはジェーンや村人を人質にし、蒸気船で川を上り、ダイヤモンドの産地のオパールを目指す。当然、ジョンたちはこれを追う。
サミュエル・L・ジャクソンがジョンや部族の若者にいう台詞がどうもアメリカひいきで、ご都合主義に思える。
ベルギーの植民地支配をアメリカが阻止したみたいな終わりかた。
出てきた動物はゴリラ、ライオン、ダチョウ、ゾウ、カバ、ヌー、ワニ。あそこで、ヌーの大移動を使うとは。新しいね。ワニワニパニックはたいしたことありませんでした。
好きな場面はマーゴットが川に飛び込むシーン。映像がとくにきれいでした。カバの口のなかも鮮明でした。