「紫だとダサいのか?」ラストミッション ハチコさんの映画レビュー(感想・評価)
紫だとダサいのか?
最近復活を遂げつつあるK・コスナーのサスペンス・アクション。
しかし、この脚本はどうなんだろう^^;
困難な暗殺計画に臨む凄腕エージェントが不治の病と宣告され、
じゃあこれからは良きパパとなって娘の信頼を勝ち取るぞ~と
奮闘するっていう…あまりにムシのいいお話。
ちなみに過去に観た作品の色々とダブるのもベッソンならでは?
という感じで、面白いには面白いけど、何だか中途半端感アリ。
冒頭のミッション~娘へのハッピーバースデイ熱唱、辺りなどは
けっこう迫力があって良かったんだけどなぁ。
これと娘に自転車(紫に拘る)教習する緩急のつけ方がハンパない。
お父さん、病を推してそこまで頑張れるなら(新薬効果とはいえ)
家族破綻しなくてもまだイケたんじゃないの?と勘繰ってしまう。
大体奥さんだって(相変らず美しいC・ニールセン)、まだ未練感
アリアリだし、要はとっとと足を洗って欲しいってことですよね。
分かります…イヤですよね、こんな仕事。でもあんまりしつこく
描かれてくると、これホームドラマ?と思えてきてトーンダウン…
今回頑張ってるケヴィンは、あのリーアム親父に匹敵するほど
娘が命!で、アクションに次ぐアクション!、見せ場はたっぷり。
女エージェントのヴィヴィがまた、男心をくすぐる悪女?感満載の
A・ハード。ジョニデを骨抜きにしたバイセクシャル女優さんですが、
この人の使い方(というか演出)もよく分からない^^;
仲間なのに、味方なんだか敵なんだか優しいんだか残酷なんだか、
こういうタイプはルパン三世の峰不二子に相応しい♪と思いつつ、
新薬をエサにケヴィンがヘロヘロになるまで酷使するもんだから、
終いには立ち上がれなくさせちゃって。ダメだよー59歳なんだから。
アンタも少しは手伝ったらどう?早く撃って!と思ってました。
キャスト観たさと、パリの風景では、楽しめること請け合い。
私的には孤高のアクション多め~にして欲しかったところだけど、
祝♪復活、K・コスナー。これからまだまだ活躍していってね。
(昔とった杵柄。とはよく言うけど、やっぱり巧いわね売れたヒトは)