ザ・ベイのレビュー・感想・評価
全10件を表示
カニの大食い競争をやってる場合じゃない!
実際に起こった毒性問題を下敷きに環境破壊が寄生虫の成長を速めてしまったという話。冒頭でも魚の死骸が大量に浮いている映像にゾゾっとしてしまいましたが、本編映像にもホラー映画のように特殊メイクにこだわりを感じられた。『パラノーマル・アクティビティ』の製作チームとタッグを組んで作ったにしては金がかかりすぎている気もする。
ドナ・トンプソンという女子大生キャスターのインタビューを中心にドキュメンタリー映像を組み込んで構成されているのですが、終盤、ちょっと飽きてくる。ただ、市長に問題となったビデオを送っても回答がなかったり、7月4日以前にも隠蔽体質の行政側を告発するかのような社会派要素によって映画の質は高まってくる。これは環境問題まで扱ったモキュメンタリーだったのだ。
大きなワラジムシとか、魚の口の中とか、皮膚に多くの発疹ができるとか、気持ち悪い映像のオンパレード。完全に食欲が失せてしまいます。食欲無くしてダイエットにチャレンジする方にはお勧めの一本です。
色んな意味で侵されていく…
独立記念日に沸くアメリカの小さな港町が寄生虫の病原菌によって地獄と化していく様を、POV形式で描いた感染パニック・スリラー。
B級POVと見ればそれなりに面白い。
死んだ魚や感染した人々の描写はかなりグロく、原因の寄生虫の気持ち悪さは虫嫌いの方なら悲鳴を上げるレベル。スリラーと言うより、ゾンビ映画を彷彿させるホラーと言ってもいい。
POVあるあるの幽霊系ではないので現実的な恐ろしさもある。
が、これがあのバリー・レヴィンソン監督作かと思うと悲しくなってくる。
『ナチュラル』『グッドモーニング、ベトナム』『レインマン』『わが心のボルチモア』『バグジー』『スリーパーズ』『ウワサの真相』…。
多くの名作・佳作を撮った名匠が、まさかのB級POVを…。
過去の栄光は侵食された。
いわゆるファウンド・フッテージ系のモキュメンタリー作品なんだけど、...
いわゆるファウンド・フッテージ系のモキュメンタリー作品なんだけど、とにかく「不快」が極まっていてとても好い。バックグラウンドになっている環境破壊の話なんかは相当にリアリティがあるし、パンデミックものっぽい導入からのあの気持ち悪すぎる展開はナイーヴな人が間違った観ちゃったらトラウマものだと思う。感染系作品でお馴染みのCDCが町を丸ごと見捨てちゃうくだりなんかも、然もありなんといった感じで実に厭な気分に浸れる。ちなみにこの映画、ホラーに分類されてはいるけれど、アレのグロさだけに気をとられちゃうと、作品の本当の怖さを見失っちゃうかもしれない。
リアルなPOVホラー
「レインマン」のバリー・レヴィンソン監督最新作。
よくあるパチものPOVですが、監督が監督なだけに、
ただのB級ホラーで終わっていません。
パッケージは派手なので、ゾンビっぽい物を想像してしまいますが、かなりリアルな戦慄の感染パニック・
スリラーとなっております。
作り話ですが、本当にドキュメンタリーの動画を見ている様な完成度の高さです。
気持ち悪い発疹等も思わず体を掻いてしまうような
ものでした。映像は地味ですが、凄まじいと感じます
監督いわく、本作は水質の悪化や汚染などで崩壊していく食物連鎖を念頭に置き、その様な現実に警鐘を鳴らすための映画だとコメントしています。
その点から考えると、かなり社会派の作品です。
最後に、私が好きな映画「キャビン」でヒロインを演じた可愛い子ちゃんのクリステン・コノリーさんが出演しているのもgood!
おまけで星5でもいいかもしれません。
あのレインマンの監督がね〜
POVもすっかり目新しさもなくなりどれもこれも似たりよったりだけど、まあ、面白かったです。
どぎつさは評判ほどではないけど、寄生虫の気も悪さや、ブツブツ発疹しちゃう映像はリアルにありそうでこわい。
それにこの事態の原因もはっきりされていて妙に納得。
けど、絶対に感染しない人がいる、なんて無理くりな説明いらないのにね〜。
全10件を表示