エリート・スクワッド ブラジル特殊部隊BOPEのレビュー・感想・評価
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ブラジル やばい
じゃあ どこがやばくない国かと言うと、それは我々が知ってるような先進国だけなわけで。 あとは だいたい 軍事政権とか 独裁政権とかマフィア やヤクザみたいな奴らが仕切ってるところとか・・・ 日本とアメリカの映画で警察腐敗モノをいっぱい見てきたが ブラジルのこいつは 桁外れに根深い。 これじゃ まともな 警察がちゃんと機能するのは100年ぐらい先じゃないかと思った。映画では 警察とギャングたちとの低レベルでの癒着、絡みが描かれているが、もっと 高度に政治的な部分でも思いっきり 絡み合ってるんだろう。選挙とかマスコミとか民主主義は機能しているように描かれていたが それも怪しいと思った。 単なる現実社会 投影 映画ではなく、普通に 刑事 物として見てもいいくらいの脚本力で面白かった。ヒーローたちが微妙にヒーローになり切れないもどかしさの中にもカッコよさがあって。・・それにより訴えてくる 力がしっかりしていたように感じた。
ただのアクション映画、では全くない
随分と導入は駆け足で進むのだと感じたが、どうやら前作があったのかということに視聴後に気づいた。 そんな程度の知識で見始めたためか最初は登場人物の名前と顔と関係性を覚えるのに必死になってしまう。 かつ、展開の速さも相まりゆっくり考える時間もない。 シティオブゴッドを見た時のような、クリストファーノーランの映画を見る時のような脳内フル回転で関係性を理解していくとどうやら主人公の立ち位置がまずい。 更にあれよあれよと敵が増えたり買収されたりとまぁ酷い。 ただ、最後にはカタルシスを感じられるシナリオになっており、この複数の線が繋がる脚本だけでも拍手を送りたい。 予告編ではただのドンパチアクションに見えるが、中身は最高の脚本を軸にした骨太な政治と警察とギャングの物語であり、アクションが全てでは無い点は視聴前に理解しておいた方が良いだろう。
人間界の危険生物観察日記
ホセ・パディリャ 監督によるブラジルの暴力三部作の三作目です。腐敗ぶりたるや「LAコンフィデンシャル」の比ではありません。アマゾンの危険生物同様、人間界でもピラニア、毒ガエル、アナコンダ・・顔負けの凶暴な奴らが幅をきかせます、ただ私欲に絡む人間の方がはるかに醜くくて怖い。ある意味民度の低いブラジルの自虐的、嘆きの告発映画です。
さんざん悪党どもに痛めつけられ、息子まで撃たれていよいよ目には目と力ずくの粛清が始まるのかと期待したが殴るだけ?、公聴会のあと政治家が投獄されると言っていましたが内部告発だけで有罪になるものでしょうか、ラストに来て取ってつけたような勧善懲悪かと思ったら案の定腐敗は絶えないとのナレーション。題名から特殊部隊のアクションものかと思ったらゴリゴリの社会派ドラマでした。延々悪党どもの生態を見せられて我慢の果てがこの終わり方ではしこりが残ります。
日本の裏側の腐敗した一面
舞台はブラジル、テーマは政治の腐敗、悪の根源はどこにあるのか、的なことだと思った。
登場人物の中で、街や国、他人を想って行動している人が私利私欲を優先する人たちにことごとく殺されたりしていた。
その中で法の限界や組織の複雑さ、銃社会の難しさなどいろいろ考えさせられた。
特に銃はギャングなどの力を助長するものでしかないと思った。この映画に限らないが、善意を持って銃を使用するシーンはないので銃に対してとにかく早く規制してほしい。
「平和は戦士にのみ訪れる」!!
「ナルコス」の大ファンなので、関連作品であるこちらも観てみました。序盤はやや散漫な印象ですが、中盤から引き込まれました。カルテルが相手だった「ナルコス」とはまた違い、警官や民兵、そして公安の腐敗を描いている為、正義というものが根底から揺らいでいる危うさが伝わり、生きた心地がしませんでした。日本も他人事ではなく、森、小泉、竹中、安倍の逮捕はまだでしょうか。
タイトル詐欺
まったく期待せずに、ただのドンパチ映画を見るつもりだったが、 想像以上に設定が面白い。 最初に感触がよくない相手が、実は一番まともだったり、もはやだれが悪いのやら、いいのやら、終わった後に、いろいろ考えさせれて最後に思ったのは、 映画のタイトルが内容と違うんじゃない?(笑)
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