「裁判の必要はあったのか」ソロモンの偽証 後篇・裁判 ブライトさんの映画レビュー(感想・評価)
裁判の必要はあったのか
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※原作未読です。
学級裁判というインパクトだけで中身がまるで無い。いい話風にまとめられているが(それが宮部みゆき的とも言えるが)正直後編の裁判シーンはまるごと不要である。そもそも前後の藤野の赴任エピソードもまったく不要であり、焦点を柏木くんに向けなければこの話は終われないはずである。何故柏木くんはあんなにねじくれまくって不登校にまでなったのか?真犯人は柏木くんであり、裁判に参加していた両親も居たたまれなかったはずである。息子を救えなかったという点で一番絶望すべきも両親であり、そこに神原くんの過去エピソードが影響するのは辻褄が合わない。裁判など取っ払って、後編はいきなり柏木くん視点で描けば衝撃作としてもっと話題になっただろうにと思う。
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