パッセンジャーのレビュー・感想・評価
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宇宙船のエラーの原因は何なのか?
久しぶりにスペースものを見ました。
現実世界で地球に非常に似た水のある環境の系外惑星発見のニュースで沸き立つ現代ですが、その系外惑星を目指す遠未来の宇宙船の話と言うか…。
ただ、小惑星や小さなスペースデブリ衝突から守るシールドが出てくるのは、アポロ計画ですら無かったものだが。
故障の原因は何なのか? そこが腑に落ちない。
交代制でもクルーを少人数でも冬眠から目覚めさせる運航方法にしないのか? 全部、機械(人工知能を持つコンピューター)に任せても良いものか?
機械を100%信頼できないのは、『2001年宇宙の旅』のHAL-9000でも出ていたし、、、
劇中のこんな人工冬眠装置を作った運航会社がバカとしか思えない。
でも、やはり宇宙は人類の尺度ではとんでもなく超巨大だと。
光速に近近付けば近付くほど船内の時間の進行が遅れるのだが、映画上では光速の半分の速度だけど120年も経っていたら地球上の時間の経過はかなり進んでいる筈…地球に引き返しても、もう既に人類は滅亡したりして意味が無いんじゃ?と。
やっぱり、ハビタブルゾーンにある系外惑星に向かうには地球を捨てる決意では無いと向かえないんだろう。
だから、母なる地球を大切にしなければならないかも、、、
映像と脚本が素晴らしい
2D 字幕版を鑑賞。地元の映画館で上映してくれなかったので,片道1時間半かけて天童まで出かけて鑑賞したが,出かけた甲斐はあった。映像がまず素晴らしかった。亜光速の宇宙船に乗って冬眠状態で 120 年かけて地球から移民するという設定の話である。巨大な宇宙船の中に,クルーが 280 名ほどと,乗客が 5,000 名いるのだが,ある事故によって一人の乗客の冬眠装置が故障して,出発から 30 年で目覚めてしまったところから話が始まる。目覚めた乗客の専門がエンジニアということで,修理や再冬眠の方法を探るのだがうまくいかず,目的地への到着は 90 年後のことで,到着するより前に船内で死亡するのは明らかという状況に置かれてしまう。
まず,この話の発端が秀逸で,映画の最初は途方もない孤独感を見事に表していた。宇宙船の窓から見えるのは,息をのむほど壮大な銀河系の姿で,その中で起きて活動しているのは自分だけという状況に,絶望感しか湧いてこないのが実に切実に描かれていた。そんな中で,上半身だけ人間の形をしたバーテンロボットのアーサーが唯一の話し相手となるというのも,孤独感をさらに増すための巧妙な仕掛けであった。このアーサーは,物語上で非常に重要な役割も果たすのだが,その話は割愛する。
脚本は,実に見事なものであった。2時間足らずで終わってしまう映画とは到底思えないほど内容が豊かであった。特に,主人公のしでかした過ちによる深い負い目と,それに翻弄される相手の気持ちが痛いほど伝わってきた。もし,自分が同じ状況に置かれてしまったら,という想像力を掻き立てる話で,まるでワーグナーの楽劇のような深いテーマ性のある話であった。
宇宙船は,「2001 年宇宙の旅」のディスカバリー号のように,進行方向に対して垂直に回転しながら飛行して,遠心力による擬似重力を作り出すという方式なのだが,宇宙船のトラブルでその回転が止まってしまうと,いきなり無重力状態になってしまうことになる。何度か出て来る無重力状態の表現が実にリアルで感心させられた。その一方で,宇宙船のエネルギー源は,どう見ても核融合のようなのだが,その遮蔽にガラスが使われていたところには開いた口が塞がらなかった。核融合のプラズマの温度は1億 ℃ にもなるが,ガラスは僅か 1,000 ℃ ほどで溶けてしまうのである。
役者は,主人公が「ジュラシック・ワールド」の猛獣使い役の人であった。スポーツマンタイプのイケメンであることが,この話を成立させるための絶対的条件であろうと思われた。これが森永卓郎のようなブサイクなオッサンだったら,ホラー映画になってしまうところである。相手役はジェニファー・ローレンスで,登場人物の極めて少ない映画なので,こういう美形だけが画面に出て来るのは有り難かった。ジェニファー・ローレンスといえば,iCloud にアップしたプライベート写真が流出して騒ぎとなったことでも記憶に新しいが,見たがる人が多いのも頷ける話のような気がした。また,「マトリックス」のモーフィアス役だった人も久々に登場していた。
音楽はトーマス・ニューマンで,「ショーシャンクの空に」や「グリーンマイル」で聞かせてくれた深く胸を打つ作風が健在であった。この作品にはこうした音楽が不可欠だろうと思った。演出は,物理的におかしなところがいくつか散見されたが,作品の出来を根底から覆すほどのものではなかったように思う。日本語字幕は「キングコング 髑髏島の巨神」と同じ人だったが,こちらの方はあまり違和感がなかった。全米公開から僅か2週間後に公開という素早さも評価されるべきだと思った。
(映像5+脚本5+役者4+音楽5+演出4)×4= 92 点。
宇宙船タイタニック号?
予告編の勝利!
お定まりなパニックものか?と思い、観なくても良さそうな気もしたが、予告でちらっと出てくるアンドロイドが「マスターオブセックス」のあの先生だったのと、高級な葬儀場のような宇宙船セットが興味を引いたので観に行くことに。
設定として、120年後に植民地ならぬ植民星に行ける世の中で、貧富の差って・・・妙に世俗的。未来の話にタイタニックめいた、おかしな設定に思えるのはスタートレックの観すぎか。また、オートパイロットなのに、クルーの数が多すぎでは?
中盤はやや眠い印象。
美男美女だからこそ、成立するお話なのは間違いない。
観るなら特に大画面のスクリーンで観るのをお勧めする。
2回観るほどの価値があるかは、疑問だが。
但しイケメンに限る
生物としての孤独の限界。
期待以上の面白さと感動
男性目線に違和感あり
ゼログラビティ>オデッセイには遠く及ばず
予告は意味深・・宇宙船も斬新で、旬な主演俳優2人!!
壮大な宇宙空間を120年かけて冬眠し移住するって話ですが、チョットした事故で、残り90年を残し1人だけ目覚めた男の孤独との戦い。
とんでもない技術進歩がありながら何故!?冬眠ポットに戻れるマニュアルやアンドロイドの管理人やクルーがないのか!?ってツッコミは置いといて、自分があの状況に置かれたらと思うとゾッとするし主人公の行動も理解出来る。
ここ数年、見た宇宙を題材にした作品と比べると・・・
宇宙描写と主演2人のやりとりと結末は、ゼログラビティ
孤独と絶望感は、オデッセイ
ジェニファーさんが、世間の評価に反して好みではないのが、自分の中での評価が下がる原因かも。。。。^^;;;
☆3.2
孤独との葛藤の末に…💖
アメリカ映画界のさり気ない凄味
どこかの科学万博で、100年後にはこんな明るい未来が実現します、と見せられたかのような夢のある宇宙船と映像の数々。インターステラーやオデッセイもそうでしたが、最先端の科学的知見に基づけば、理論的には実現できるかもしれないこと、起こり得るかもしれないことをそれなりの説得力を持って映像化できるアメリカ映画界の底力とそこに携わる人材の厚みに圧倒されました。科学やデザインやフアッションやゲームや心理学的要素までさりげなく描かれているけど、お粗末なモノはありません。
ドラマとしての奥深さにあまりこだわらなければ、贅沢な映像体験として、とても見応えのある作品だと思います。
(一番の贅沢といえば、沖田艦長ばりのあごひげアンディ・ガルシアかな(^。^))
宇宙船の旅に、憧れもするが よくよく考えるといろんな意味で怖い話…...
期待通り
残酷な恋愛映画
君以外は。
君と僕との個人的な関係に終始する一方でスケールがデカいセカイ系SFと言う意味では、昨年ヒットした「君の名は。」と一緒です。
「君の名は?」というより「君以外は?」という感じですが。ある意味、真逆ですね。
ほとんど二人芝居(アンドロイドを含めれば三人)のシンプルな映画ですが、ストーリーは纏まっているし、映像的にも飽きることなく最後まで見れました。
細かい事を気にすれば、巨大惑星移民船で起動しているのが自己修復プログラムのみで、乗員乗客全員眠ってるってどうなのよ、とか。眠れるヒロインがオーロラって出来すぎだろ、とかありますが、そんなのは前提中の前提であらすじにも書いてあるので、観客は映画チケットを買う以前にフィルタリングされているでしょう。つまり、「君の名は。」みたいにフィルタリングが効かなくなるほどヒットしない限り、大抵の観客は満足できるのではないでしょうか。
長々と余計な事を書きましたが、ハズレじゃないから興味を持ったなら観てみれば、という事です。
万が一ハズレでも金は返せませんけど(また余計なことを書いてしまった)。
宇宙船とかカッコよすぎ
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