「【別天地を求めて宇宙船に120年の冬眠状態で乗り込んだ乗客5000人の中で”何故か”90年早く目覚めてしまった男女二人の物語】」パッセンジャー NOBUさんの映画レビュー(感想・評価)
【別天地を求めて宇宙船に120年の冬眠状態で乗り込んだ乗客5000人の中で”何故か”90年早く目覚めてしまった男女二人の物語】
かなり、ネタバレに近いタイトルにしたが、これは序章。
有ることが原因で予定よりも、早く冬眠状態から目覚めたジム(クリス・ブラット)とオーロラ(ジェニファー・ローレンス)の二人の関係性をスタンリー・キューブリックの作品を想起させる作りで魅せる。
(何故なら、冬眠状態にある他の乗客達は登場せず、画面に現れるのは”ほぼ”ジムとオーロラとアンドロイドのバーテンダー”アーサー”(マイケル・シーン)だけであるから。ちなみに、このバーのシーンはスタンリー・キューブリック監督のある作品を想起させる・・。)
大掛かりなセットで撮影されたそうで、グリーンバックの風合いはない。そこが良い。
又、ジムとオーロラが目覚めてからも、二人の搭乗の際のグレード感の違いを描くシーン(露わなのは食事のシーン)などもふむふむ・・、という感じ。
その二人の距離感がどのようになっていくのか・・。
静謐で品のある、だが深淵なテーマで描かれるSF映画の秀作である。
”ブラック・リスト”に掲載されていたジョン・スペイツ脚本作。
<2017年3月25日 劇場にて鑑賞>
静かなSFがお好きとのこと。
本日、SF反戦映画の名作、渚にてを投稿しました。
1960年公開の古い作品ですが、反戦映画の名作だと思います。
随分前に観たので、詳細の記憶は曖昧ですが、作品の骨子、雰囲気は
今でも、ハッキリと記憶しています。
-以上-
コメントありがとうございます。
NOBUさんは観た作品で好きなものが多いとのこと。
鑑賞作品は、自分が選んで観るわけですから、
観た作品に対する想い=作品愛が沸き起こるのは、
人間として自然な感情だと思います。
観た作品の良い所を見つけてレビューに書くのが、
我々レビュアーの役割だと思います。
私のレビューは、
映画愛、作品愛の強いレビューだと言われることが多いです。
映画は好きですし、自分の観た作品は大切にしますので、
そう言われるのは本望です。
ではまた共感作で。
-以上-