劇場公開日 2014年9月20日

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柘榴坂の仇討のレビュー・感想・評価

全74件中、61~74件目を表示

3.5すんなり

2014年9月28日
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鑑賞方法:映画館

泣ける

悲しい

単純

すんなり見られる映画でした。そのぶん期待を裏切られることはなかったです。想像通りのお話の運びでしたので期待していた以上ではありませんでしたが丁寧な作られ方をしていると感じましたし、役者の皆さんの達者さを見るだけでも満足でした。

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ファントム戸田

3.0原作よりも良い出来

2014年9月27日
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鑑賞方法:映画館

幸せ

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タッキーの父

3.0予定調和のストーリーには感動はない。

2014年9月27日
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鑑賞方法:映画館

単純

世に言う「桜田門外の変」。事件のあと、移りゆく激動の時代の主人公を描いた物語はいくつもある。薩長しかり、幕府しかり。しかし、その変わり始めた時代の先端で、あえなく被害にあった彦根藩について書かれた小説はとんと聞かない。
はて、あのとき井伊大老を警護していた家来たちの生き残りはどうしたのだろうか。むざむざ主人を殺害されて黙って見過ごしたのではあるまいか。もしかしたら、脱藩して自らの手で下手人を探し当てて仇討を果たそうとした人物がいてもおかしくないんじゃないか。僕は、そう思ったことがあった。

その、もしかしたらこんな人物がいたかも知れないという、ストーリー。その着想がいい。
もちろん、井伊大老や年号や仇討禁止令やらは史実だが、ほかの人物らはフィクション。志村や佐橋は架空だ。
ふたりの事件での立場、その後の人生、関わった人々、そしてラスト、実際に品川にある柘榴坂を舞台にする妙案にいたるまで、まさしく浅田次郎らしい筋書き。
裏を返せば、はじめっからだいたい読めた。だから、椿を目にして志村が何かを悟った瞬間こそハッとしたが、僕の中では予定調和の時間が流れるだけで、あまり感動らしいものはなかった。もちろん、中井貴一と阿部寛の演技はすばらしかったのだけど。だが、女性陣のキャスティングにはどうも不満が残った。

ラストは、ドキリと驚きがあるでもなく、いまどきらしい、言い直せばもっとも浅田次郎らしいエンディングで終わり、僕にはどうも物足りなさを感じてしまった。それは、「家族を大事にしよう」という現代的なテーマがあるからだろう。
そのテーマが悪いのではなく、そのテーマは武士の世界にはなじまないと思うのだ。武士とは本来「常在戦場」なのである。たとえば、あの決闘の結末のあと、長屋に帰った志村が自決している妻を見つけるという筋書きはアリだろうか。たぶん、それこそ当時の感覚で言えば、「武士の妻の鏡」と言われたであろう。そしてそのときに志村はどう行動するのか。それこそ、食らいついて見入ってしまいそうな気がする。そんなストーリーでは興行的に非難されるであろうことは承知だけど。
この映画、いい映画ではあるが、のちのち記憶に残るほどの映画では、ない。

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栗太郎

4.5柘榴坂の仇討

2014年9月26日
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鑑賞方法:映画館

泣ける

興奮

幸せ

時代の変化に政府や生活様式は変われど、日本人の武士道の精神は、違う意味で受け継がれているんだなあと感じました。終盤の場面では感動的で涙が出るほどの作品でした。

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モンロー

5.0日本のいい時代劇

2014年9月24日
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鑑賞方法:映画館

泣ける

知的

久しぶりに内容の濃い映画でした。日本人が本来持つ心の美しさを再確認しました。登場人物がそれぞれに誰かのために何かをしている、特に夫婦の会話や井伊直弼の言葉には感動しました。

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y.daijiro

1.5私にはあんまりだった

2014年9月24日
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単純

寝られる

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jjjjj

4.0武士の矜持!

2014年9月23日
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鑑賞方法:映画館

泣ける

知的

幸せ

実に物静かな展開ですが、武士の矜持と意地そして優しさが心に染み入るいい映画でした。自分の今の境遇と少し重ね合わせ、矜持なんてとんでもない状況だなぁと反省と共に情けない気持ちになり、涙があふれでて来ました。互いに矜持の心があれば、初対面の方にも通じあえる。また、その逆もあるんでしょうね。明日から自分の仕事に矜持の心をもってやっていきたいです。とても素敵な映画でした。

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映画大好き

4.0“生きること”をストレートに問いかける、異色の“仇討ち”。

2014年9月23日
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泣ける

悲しい

興奮

【賛否両論チェック】
賛:仇討ちというテーマを通して“生きること”を問いかける、異色ともいえる時代劇。ラストの30分近くに渡る中井貴一さんと阿部寛さんの掛け合いは、見応え充分。
否:展開そのものは至って単純かつ単調なので、眠くなるかも。

ストーリーそのものは単純明快で、展開も結構単調なので、興味がないと眠くなること請け合いです(笑)。そんな中でも、仇討ちモノの時代劇にしては珍しく、〝生きること”ということを全面に訴えかけています。時代の流れに取り残され、ただひたすら仇を探すことでしか生きられない主人公と、死ぬに死に切れず、1人きりで息を殺して生きるしかなかった暗殺犯。一見正反対な2人の生き様の、それぞれに胸を打つ人間模様がひしひしと伝わってきます。そして、ラストのお2人のやり取りは、鬼気迫る中にも奥深さがあり、必見です。
作品の雰囲気に違わない、重厚な作品です。

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映画コーディネーター・門倉カド

3.5中井貴一 が、ふっくらしてて…

2014年9月22日
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鑑賞方法:試写会

悲しい

幸せ

阿部寛は、減量でもしたのかしらと思うほどに顔は痩せてみえた。苦悩の貧しい十三年にしては中井貴一のアップの顔があまりにふっくらしていて、気になって気になって…しまいました。
それでも最後はあたたかい気持ちになれるので、父にはすすめたいと思います。

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ふゆる

2.0時代劇もいろいろ。

2014年9月21日
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鑑賞方法:映画館

悲しい

浅田次郎の原作を若松節朗監督が映画化。少し憂慮していたことがあったのだが、そのまま出てしまった。

いろいろとあるのだが、まずなぜ時間軸をいじったのか。
オープニングが志村金吾(中井貴一)の悪夢。刺客に襲われたときに刀の柄に覆いがしてあってすぐに刀を抜けずみすみす主君を討たれる。
その夢は過去の経験であった。
このシーンは必要だったのか。
金吾が主君井伊直弼(中村吉右衛門)の警護役になっていわば人生の絶頂にあり、そんななかでの桜田門外の変。

井伊直弼を討った者のうち、5人が逃亡。その5人の行く末も回想で語られる。

武士としての矜恃。それはわからないでもないが、討たれる前に直弼が言った言葉を主命とするなら、13年も追わないのでは。それが第2の不満。
13年、仇をうつために人を追い続けるつらさが映画からは伝わってこなかった。それが残念である。

小説でしか表現しえないものがあって、それを映像化するのはやはり並大抵のことではない。
そこに挑戦した意気は感じるが、もうひと息であった。

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mg599

4.0人の心に心地よい映画

2014年9月12日
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鑑賞方法:試写会

笑える

悲しい

幸せ

 仇討ちは正義、切腹や自決は潔く美しいと教えられて育っても、
 人が心から求める『道理』は、きちんと他にある。

 生まれたての赤子が母親の乳を求めて不器用に手探りするように、
 幸せを求めて踏み出す、
そんな人間の姿を見る事が出来て
 本当に良かった。

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恩田かーや

4.5ひたむきに生きる

2014年9月5日
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泣ける

知的

幸せ

それは浅田次郎さんが幕末歴史小説で描き続けてきた、時代が変わっても武士の矜持を持ち続け、寒椿のようにひたむきに生きる男達の姿。

八丁座にて鑑賞しました。
観終えた後には清々しい感情が。

描かれる目線が1人の中にとどまらず、
あの時代に渦巻いて居たであろう、遣る瀬無さ、エネルギー、寂寞感。

振り絞るように滴り落ちる雫に、引き込まれながらも、なお清らかな心持ちにさえなりました。

金吾の直弼に抱く想いが、政治でもなく
勤めのみでもなく、1人の人に向き合う
忠義を越える誠。
現代を生きる私達にも決して過去にある
生き様では無いことをきちんと見せてくれているとおもいました。

仇の直吉の由縁。
堪えきれない積年のおもい。
まるで業のような面構え。

時代劇にまだまだ期待したいと心から
願いをこめています。

若者よ、否、時代劇を毛嫌いしてきた
映画好きな方々よ、見逃すなかれ。

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桜55

4.0寒椿

2014年9月3日
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鑑賞方法:試写会

泣ける

悲しい

興奮

浅田次郎さんの短編集「五郎治殿御始末」に収録されている一編の映画化作品。
原作自体は短編なので、どう上映約2時間の映画にしたのか興味深く鑑賞。
本作品の若松節朗監督は、原作のエッセンスはそのままに、更にその世界観を掘り下げて映像化した。
それは浅田次郎さんが幕末歴史小説で描き続けてきた、時代が変わっても武士の矜持を持ち続け、寒椿のようにひたむきに生きる男達の姿。
その男達を本作品では、中井貴一さんと阿部寛さんが体現する。
お二人が演じる男達にとって人生の大きな転換点は「桜田門外ノ変」。
片や、主君・井伊直弼を守る御駕籠回り近習、此方、国士としてその井伊大老を討たんとする水戸浪士。
「桜田門外ノ変」後、この二人は被害者側と加害者側という対極の立場となる。
近習として主君を守れなかった彦根藩士・志村金吾は切腹を許されず、刺客の仇討を命じられる。
そして18名の刺客の生き残りである佐橋十兵衛は、身をやつして市井の中で独り暮らしているのだが…
江戸から東京、幕府から新政府、そして年号も明治へ、時代や世相が変わっても「侍」を引き摺って生きる男達。
特に本作品の二人は、ある瞬間から時計の針が止まったままだ。
終盤、この二人が対峙して初めて、時計の針は再び動き出す。
果たして金吾は仇討の本懐を遂げることが出来るのか?
若松監督は、原作の持つもう一つの要素を掘り下げる。
それは夫婦のドラマ。
志村金吾とその妻セツとの夫婦ドラマは原作よりも味わい深く、心に深く余韻が残ります。

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玉川上水の亀

5.0ひたむきに生きることのシンボルとなる寒椿がアップされたとき、思わす感動の涙をこぼされることでしょう。

2014年9月2日
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鑑賞方法:試写会

泣ける

悲しい

幸せ

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流山の小地蔵