「ザッツエンタメ。」ジョン・ウィック 好きこそモノのヘタレなれさんの映画レビュー(感想・評価)
ザッツエンタメ。
コレは「よく分かってらっしゃるな」な一本。
難しいことは無く程よい長さで、さらにツッコミ所も笑って許せる映画。
こんな映画は沢山ありそうで逆に中々無いので、本当に本作は貴重。
無双爽快度ではリーアム親父やデンゼルマシンには及ばないけれど。
作品に合った(が合わせた?)キアヌの持ち味「憂いを含んだ(ように見えるいつもお腹を下した様な)表情」でそこは十分にカバー。
犬絡みの2発の「え゛?」とか、「アレ?パーキンズさん?」とか。
あまつさえ「マトリックス」と同じ様に、終いにゃキアヌが何のために頑張ってるのか分からなくなったり。
冷静に考えると、戦闘総力はハスミンの方が強いんじゃないか?と疑問符が浮かびそうになっても。
キアヌがヤル気出してたらそれはそれで良いんだ。
それ以上に本作の儲け、着目点は。
「ゲームオブスローンズ」のゲスいクズ息子が、その持ち味を全力で発揮してゴミ人間ップリを完璧に演じていた所。
アルフィー・アレン、今クズ人間を演じさせたら世界一の俳優に刮目。
(散々言ってアレだが、ここからキャリアを伸ばして欲しいな)
先だってのリトルフィンガーもそうだが、洋ドラは今本当に新しい時代に突入しているのかもしれない。
脱線したが、ともあれ疲れた時にも安心してノれる安心の作品。
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