「安楽死」ブレイン・ゲーム pinobelleさんの映画レビュー(感想・評価)
安楽死
この映画2015年に制作されたのですが、配給元が倒産したためアメリカでの公開も延期、日本での公開も3年遅れの今年公開予定という不運な映画なわけで、内容に問題があって公開が遅れたわけではないそうです。
なのでもうブルーレイが出ていてアマゾンで購入出来ます。
最初、主演はジェフリー・ディーン・モーガンかと思いましたがアンソニー・ホプキンスでした。それは途中でジェフリーディーン・モーガン役が死んでしまうからです、そして次に犯人役のコリン・ファレルが入れ替わるように現れると、第2幕が始まるようなストーリ展開がガラッと変わるというまるで二部作のような映画。
ですから前半の主役はジェフリー・ディーン・モーガン、後半はコリン・ファレルという風にも感じましたが、ラストの重要なシーンで主役はアンソニー・ホプキンスという事が良く解ります。
まあ、アンソニー・ホプキンスが主演の映画なので、当然 アクションシーンが少なめですが、それを助演のおでこが自慢の健康的美人の アビー・コーニッシュが存在感が出して、巧く補佐をしているような感じがました。
以前、酷評をしたブレードランナー2049風なシーンも有りましたがこの程度の描写なら許容範囲内ですね。
残念なのは後半の盛り上がりが呆気なかった事、予算が底を着いてしまったのではないかとも思わせるような結末でした。確かに時間も101分と短いですね。
ただし、スリービルボードよりはましだと思います。
後で気づいたのですがこの映画、監督は別の人ですが製作総指揮は主演のアンソニー・ホプキンスでした。それを知ったらこの映画は全体を通してアンソニー・ホプキンスを中心にまた、彼が好印象に見えるように映画が展開して行くのが解り、この映画はまさにアンソニー・ホプキンスのアンソニー・ホプキンスの為の映画とも言えますね。