「軸がブレない虹色イマジネーションとピントのボケた戦国サッカー」劇場版 仮面ライダー鎧武(ガイム) サッカー大決戦!黄金の果実争奪杯! 智哉さんの映画レビュー(感想・評価)
軸がブレない虹色イマジネーションとピントのボケた戦国サッカー
○トッキュウ
コッテコテな戦隊魂
サファリバージョンにトッキュウチェンジしたトッキュウジャーの姿から、ライブマンやガオレンジャーの大いなる力が宿っているように見えて、その味な演出・オマージュに熱くなった。
作風やキャストは今っぽくポップで涼やかな雰囲気なのに対し、そこに串田アキラと堀江美都子のいかにも昭和っぽい曲調の挿入歌が流れる事で、平成と昭和の融合による、ギャップとしての楽しみと面白さを感じる事が出来て良かった。
○鎧武
肌ツヤも良く今後の展開に更なる期待を持てる健康体がトッキュウジャーであるなら、動脈硬化を起こし緊急オペも間に合わず死にかけている瀕死の患者が、鎧武。
平成ライダーに野心を取り戻すはずの志は何処へやら。
クウガを彷彿とさせる派手なバイクアクションからは、鎧武と言う作品が持つポテンシャルを引き出そうとする気概を感じる事が出来、もしかしたら…と言う今作への期待値も高まった。
しかし、コウガネと対峙した全アーマードライダーが呼び起こした最終決戦…。
ロケーションと言いライダー達の並びと言い、まさかこの画は7人ライダーVS岩石大首領のオマージュか!?と、一人血を滾らせて最終ラウンドのゴングが鳴るその瞬間を待っていたが、それは文字通りハルマゲドン開戦への合図だった…。
夏なのに 薄ら寒いよ 大将軍
お後がよろしくないようで。
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