劇場公開日 2015年12月5日

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「みんないい人だ。」海難1890 mg599さんの映画レビュー(感想・評価)

3.0みんないい人だ。

2016年1月8日
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鑑賞方法:映画館

泣ける

幸せ

エルトゥールル号が和歌山沖合で遭難したのが1890年。
イラン・イラク戦争で多くの日本人がテヘランに取り残されたのが1985年。
日本とトルコをつなぐふたつの出来事を端正な演出で描く。

田中光敏監督の映画とは比較的縁があって、けっこう観ている。
真面目な映画が多いという印象である。
本作もかなり真面目な映画であった。

真面目が悪いわけではないし、いい人しか出てこない映画は気持ちがいいけれど、何かが足りないのも確か。
エルトゥールル号の乗組員の身体が冷えきっているので裸になって温める、という件では、和歌山のお母ちゃんたちがブアーッと裸になって、というのが映画的というものであろう。

トルコの首相が、「わが国民を信じる」と言い切ったのはかっこよかった。

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mg599