「情けは人の為ならず」海難1890 U-3153さんの映画レビュー(感想・評価)
情けは人の為ならず
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感動的な話だった。
何十年も前の恩義をずっと覚えてて、酬いる。それも、直接の子孫とかではなくアカの他人が。
国としてトルコ国民は日本に恩義を返してくれたと言うお話し。
実話なのである。
信じられない。
何十年も前の逸話を国家が民衆に告知し、語り継いできたって事なのだろうか?
とも、考えたが、大使館の人が何十年も前の話を引き合いに出したような事もなかったように思う…のだが?
見落としたかな?
となると、過去の事象とは関わらず、困った時はお互い様という話しにもなるわけだけど…。
過去の話しに起因しなかったとしても、2つの話しは事実であり、かなりな美談であると思う。
人が人を助ける事は特別な事ではなく、当たり前の事なのだ。
見返りを求めなければ、とても単純な事なのかもしれない…。
とまあ、そんな事をふんわり思った。
作品的には編集なのか芝居なのか、間延びしてるように思えた。
もっと簡潔にし挿入すべきエピソードがあるようにも思う。
竹中さんの役なんかは別に要らないと思う。
船員と村人の交流なんかも見たかったし、彼らの逗留中、村人が何をしたかとか、政府が何をしなかったとか。
そういう個々としてのエピソードがもっと見たかったかな…。
忽那さんの英語はとても流暢で驚いた。
近頃、英語を話す役者が珍しくなくなってきたような気がする。
トルコのパイロットが全員、挙手したシーンに泣けた。
ネットで調べると、この遭難事件はトルコ国民には周知の事実であったらしく、日本から受けた恩義を伝承していってたらしい。
という事は、文字通り命懸けで恩にむくいてくれたわけだ。
とても尊いテーマを扱った映画だったんだな。
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