「身に覚えのある「不快」」NOTHING PARTS 71 赤い魚さんの映画レビュー(感想・評価)
身に覚えのある「不快」
確かに、「生身の沖縄を容赦なく抉ってぶちまけた問題作」です。
でも(こんなこと思うのは自分だけかもしれませんが)、
観るたびなぜか、「沖縄映画」という感じがしなくて。
というのも、作品中もちろん沖縄固有の事象も登場するものの、
多くの場面の背景に流れる「不快」の感情は、ないちゃーの自分にもある意味、身に覚えのあるものだったから。
心に確かに存在する「不快」を押し殺し、
「理想」と「現実」の落差に見て見ぬふりをして耐えられる最大年数って一体何年なんだろう?
あ、そんなこと言ったら沖縄は・・・。
等々、観出したらとめどもなく思いが拡がる映画です。
ぜひ一度、ご覧になることをお薦めいたします。
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