リトル・フォレスト 冬・春のレビュー・感想・評価
全57件中、21~40件目を表示
すごくよかったです。 丁寧な暮らしをしたくなる、そんな映画でした。...
すごくよかったです。
丁寧な暮らしをしたくなる、そんな映画でした。
映し出す自然の姿も本当に美しくて
いちこの、野菜などの食材と丁寧に向き合う姿がとても素敵。
はじめはひたすら暮らしの様子を記録したものなのかと思うと
ストーリーもあり、つづきが気になり一気に見てしまい
春夏秋冬とあっという間に終わりました
みなさんの演技が本当に自然すぎてドキュメンタリーを見ているかのようです。
勉強になる部分も多く、繰り返し観たくなる映画でした。
きれい
とにかく映像に癒される。
母親の失踪の謎は分からぬままなのが気になるが、いち子の母にとって自分が家族であったかという言葉には考えさせられた。どれだけ近い相手でも思うことを考えなければならないと改めて思う。まぁ最後前向きに生きる方向が見つかって良かった。小さな一歩でもよいのだと優しいメッセージをくれる映画だった。松岡さんが良かった。
松岡のキャラが不快!!
前編と続けて観ました。一人暮らしで自炊を始めて思ったのですが冬はメシが美味いですよね。やはり作中でも冬の食事が数段美味しく見えました。春が来た喜びもひとしおに身に染みて、このような土地で収穫し、食べて生きて歳を取っていくのが人間本来の生き方のように思います。松岡が愚痴って爺さんに怒られるシーンはハッと現実に戻されたので要らなかったと思います。その後も主人公がいないところで陰口を叩く等、松岡のキャラがこのheavenに急に人間関係の煩わしさを持ち込み、静かで幸福な映画を毒で汚染させたようで不快でした。前編はこのような余計な要素が無かったから夢中になれたのに、やってしまいましたね。
日々の食と生活で人生を見つめる
総合65点 ( ストーリー:60点|キャスト:70点|演出:70点|ビジュアル:75点|音楽:70点 )
相変わらず村の美しい四季を通して彼女の食と日常が淡々と過ぎていく。いち子の母親との関係や彼女の人生や住むべき場所への葛藤がぼんやりと分り始めて、ようやく彼女の人物像がどんなものなのかに入り込んでいけるしより共感する。大きな物語の展開は最後のほうまでないのだが、彼女の日常生活を通じて少しずつ彼女の人生に染み入っていくような気持ちになる。
橋本愛と松岡茉優
ずっと観たかったのを、アマゾンのプライムビデオで鑑賞。
美味しそうな食べ物、タイプの美人女優ふたり。山里の美しい風景。眼福満載。
若い人は「やらない」「できない」のではなく、「知らない」のだ。その具体的な「方法」を教えてくれる貴重な作品。そういう意味では、『この世界の片隅に』に似ている。
『風の波紋』『ふたりの桃源郷』にも通じている。
ちなみに、アマゾンプライムビデオは、ダウンロードせず、リッチなwifi環境下でストリーム利用した方が画質が良いみたいです。
全てはらせん
季節は毎年同じように巡るようで少しずつ違う。全く同じ季節は来ない。
人も同じことの繰り返しで円を描くだけの人生に思えても少しずつ変わっている。
世界は「らせん、そのものかもしれない。」
夏秋編、冬春編通しかなり最後の方のシーンだが「らせん」、この言葉が忘れられない。
過大評価と言われるかも知らないけれど素晴らしい作品。
春夏秋冬、全て鑑賞済みですが原作は未読です、
夏秋の時もそうでしたが、リトルフォレストは映像、役者の演技、音楽、全てが合っている。一つの作品としてお互いに支えあっていると感じます。
自分の好みに合っていたという事もありますが、私はこの作品が大好きです。
今まで多いとも少ないとも言えない数の映画しか、見てきていませんが私は「リトル・フォレスト」がとても好きです。料理も美味しそうだし。
ジブリ作品などもそうですが、何処か懐かしい感じのする作品というのを作るのは難しいと思います。(人の感性はそれぞれ異なる訳ですし、)
それを踏まえた上での本作の懐かしさは凄いです。
リトルフォレストの懐かしさはただ故郷、田舎に思いを馳せるだけではなく、「帰りたくなる」そんな感情を昂らせる。凄い。
本当に凄い。そしてとても虚しい気持ちになる
自分のことに揺れ動く主人公と、時間と共に変わっていく自然。
誰もが経験するであろう「自分の居場所はどこか」そんな感情を抱きながら故郷にいる。嫌なこと、面倒なことから目をそらして他のことに集中して。
所々重なる部分があり少し辛かったです。
私は自分の納得できる場所が自分の居場所だと思っています。
いち子は故郷にいる自分に納得できなかった。
だから故郷を出て、都会に行き、でも戻って、そしてもう1度故郷を出る。そして戻ってくる。
言葉にするととても意味の無いことをしているように見えますが、この迷いこそがとても大切なのだと思います。
それこそ、作中いち子の母が手紙に記した通り「人生はらせん」と同じなのかも知れません。
外から見て意味の無いことも、自分自身からすれば重大なことだったりする。いち子にとっ小森にいた時間、都会にいた時間はどちらも意味のある事だったのではないでしょうか。
自分を成長させるためには何かを育てたらいい。リトルフォレストはその意味を考えさせてくれる映画でした。
私はこの作品がとても好きです。
しかし、まさかキッコとゆう太が結婚するとは……てっきりいち子と結婚かと思っていたので意外でした。
いつの間にかこの作風の虜になってしまいました、味のある映画でしたね
夏・秋編に続いて、今回の冬・春編もストーリーは有って無いようなものでしたが、一季節約一時間のこのスタイルが妙にクセになると言うか、不思議な魅力溢れる作風で、今回もまたとても心癒されました。
前作のラストからようやくストーリーが大きく動いていくのかなと思いきや、蓋を開けてみればそうでもなく、いつも通り淡々とした展開だったので最初はあれ?とも思ったのですが、結局この映画はこれがいい、これがホント落ち着くんですよねぇ。
生きる為に食べる、食べる為に作る、シンプルだけど、生きていく上での必要絶対条件でもあったりしますから、だけに心にスッと入ってくるところもあったのかなと。
来年食べるものを、一年前から作り始める、農業ってシンプルだけど奥が深いですねぇ。
農家の方々が丁寧に手間隙かけて作られた食材に対して、もう少し感謝の念を持たないといけないなと、強く思わされましたよ・・・。
しかしこの映画は、飯テロ描写が半端ない!(笑)
季節季節の食材で、橋本愛演じるいち子が本当においしそうなものを作るんですよねぇ。
もう最初の納豆餅からしてやられた~大好物なんで。
中にはちょっと失敗作もあったりしたのも、お茶目で可愛かったです。
料理好きなら、即実践してみたくなること間違い無しでしょう。
それにしても、農業している橋本愛が、料理している橋本愛が、とにかく美しかった、こう言う映画で、作品と役者がこれほどマッチした映画もそうそうないのでは?
また今回は、前作では出番がそれほど無かった親友キッコ役の松岡茉優も、ガッツリ話に絡んできて、対照的な2人を堪能できましたね。
前作の段階ではそれほど親友感はなかったですが、今回は2人の間の強い絆が垣間見れて、よりストーリーに深みを持たせたなと思いました。
小森に逃げ帰ってきたことで苦悩葛藤するいち子、苦悩するいち子に対してとある感情を抱くキッコ、その構図が橋本愛と松岡茉優のキャラにピタリ嵌って、前作よりは話的にも少し見所があった後編って感じでしたね。
それと相変わらず三浦貴大もピンポイントでいいこと言いますね、リアルではこう言うタイプ正直苦手ですけど(苦笑)
まあよくよく考えると具体的なことはストーリー上ほとんど語られてない感じではありましたが、まあこの映画はこれでいいんですよね、ホント心癒されましたよ。
今回も良い!
ルック◎
シナリオ◯
アクター◯
デプス◯
ラスト◯
オススメ◯
松岡茉優さん可愛すぎ
今回も勉強になりました!ご飯もうまそうだし
松岡さんが作ったインドチキンカレーみたいなやつも食べたい!
自然っていいですね!自然で生きる、かっこいい!
北国の春は素晴らしいな…
夏秋もよかったけど、冬春は厳しいけれど春の喜びを味わえるもの何だろうね。
レシピ本が欲しい…検索してみよーかなぁ^o^
モンシロチョウのくだりは凄く面白かったです。
種をまくこと、何事にもタイミングがあると早く学校で教えてよ笑って思いました。
前作同様
夏・秋と変わらず、自給自足な生活と美味しそうな料理。
最後は駆け足な感じがしましたね。
お母さんとの展開が物足りなかったですが料理好きな私としては楽しめました。
こういう作品は時々観てみたいです。
人間は、螺旋そのものかもしれない。
映画「リトル・フォレスト 冬・春」(森淳一監督)から。
「夏・秋・冬・春」と「小森の季節(四季)」を観続けてきたが、
作品、全体のメモを整理したら、やはり「春」が一番多かった。
ただ「5年前の雪の日に突然姿を消した母・福子から1通の手紙」は、
主人公だけでなく、私の心も揺さぶった。
「何かにつまずいて、それまでの自分を振り返ってみるたびに
私っていつも同じようなことでつまずいているなって。
一生懸命、歩いてきたつもりなのに、同じ場所をぐるぐる円を描いて
戻ってきた気がして落ち込んで。でも、私は経験を摘んだんだから、
それが失敗にしろ、成功にしろ、まったく同じ場所ってことはないよね。
じゃあ、円じゃなくて、螺旋(らせん)だって思った。
一方向からみたら、同じところをぐるぐる、に見えても、
きっと少しずつは、上がっているか、下がってるかしてるはず。
それなら少しはましかな。
う〜ん、それよりも人間は、螺旋そのものかもしれない。
同じところをぐるぐる回りながら、それでも何かあるたびに、
上にも下にも伸びていくし横にだって。私が描く円も次第に大きく膨らんで、
そうやって少しずつ、螺旋はきっと大きくなっている。
そう考えたらね、私、もう少し頑張れると思った」。
長文になってしまったが、この作品の根底に流れている考え方、
そんな気がして、何度も何度も巻き戻して、メモをした。
何かに行き詰ったら、ちょっと離れて違う方向から自分を眺めてみる。
そこに、生き方のヒントが隠されているに違いないのだから。
自分と向き合う時間
故郷に逃げてきて、自然の中で四季を暮らす姿を見て、春の美しさや、夏のエネルギーや、秋の実りや、冬の厳しさを感じることで、生命の力を、感じた。
自然と向き合うことは、心の中で、自分や、家族、他人と向き合うことのように思った。失踪した母親を思い、失踪前の母親に対して、自分は与えられるばかりで、家族とは言えなかったのではないか、と気づく。他人の悪口を言う者は、その他人と同じことを考えているから悪口を言うほど不快に思うのだと叱られ、心が誠実であるべきだと学ぶ。
そして、心身が再生し、外の世界に出て、希望を持つことができるようになるのだ。
全57件中、21~40件目を表示