「息遣いと佇まい」セインツ 約束の果て チャーリーさんの映画レビュー(感想・評価)
息遣いと佇まい
劇場でなく、DVDでの鑑賞となったんですが・・・・これは本当に後悔ですね・・・ 印象としては、たぶん劇場であれば感動がまったく違ったものになっていただろうなぁということです。
それもそのはず、この映画の核心は、登場人物たちの、息遣いと佇まいを、じっと感じるというものだったように思うからなんです。音楽は控えめで、ケイシー・アフレックのかすれるような声と、ルーニ・マーラの存在感、それが身体に浸透するように時間を過ごすのが、この映画の本来だったように思うんですよね。
ほぼ全編にわたって暗い画面の中で、そこに浮かび上がるルーニ・マーラの表情が忘れられません。教会からの帰り、親子二人だけの孤独と愛情を感じさせる、長い歩みのシーンが忘れられません。
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