マンガで世界を変えようとした男 ラルフ・ステッドマンのレビュー・感想・評価
全2件を表示
見てて飽きない芸術家の製作現場
カートゥーン(1コマ漫画)と呼ばれるジャンルで、アナーキーな風刺漫画で名を馳せたラルフステッドマン。破天荒記者ハンターに連れ回されるマンガ家のラルフ。ジョニー・デップが彼の素顔に迫る。ドロッピングから肉付けしていびつな人間を表現、絵や写真を手を加えて歪ませる技法も使う。ラストの作品群が次々と現れるのを眺めると、圧倒的なオリジナリティ溢れる画風だと感じた。
コメントする (0件)
共感した! (0件)
素晴らしい作品群に感動しました。
ラルフ ステッドマン…ペンの線はこれしかないというところで生きた生命を持ち、無造作に見える塗り、偶然のドリッピングが彼にしか見えない形で見えているに違いないとすら思う。
真に才能のある人、天才はタブーや規制など軽々と超え、凡人の常識、保身など想像もつかなく、到底行き着かない高みで創作する運命を負わされているのではないかと思う。
たとえそれが世界の一部の人間にしか届かなくても彼の作品が世の中に存在するとしないとでは与えるインパクトが違う、と思える程の強烈な作品群。
まさに本物のアーティスト!
ラルフの作品の創作過程が存分に楽しめ、鑑賞できる。
そしてジョニー デップが出ずっぱり。
全2件を表示