「良質なディザスター映画」カリフォルニア・ダウン もりさんの映画レビュー(感想・評価)
良質なディザスター映画
地震+津波という今の日本じゃタブーになりつつある題材のディザスター映画だからか一切宣伝はされてませんが、かなり面白かったです。
あくまで父親にフォーカスしてるので災害の凄惨な描写は少なめで、父娘の絆と家族関係の再建によるヒューマンドラマ中心に話が展開していくので、親子ものに弱い私は泣いてしまいました。
パニック時における人間の善悪が現れる行動などもさっくりと分かりやすく表現されてて、科学者の奮闘や、災害の無差別冷酷な脅威も圧巻のVFXで映像化されてました。
ディザスター映画は逃げ惑う人々の連続シーンでともすれば退屈になってしまいがちですが、この作品はストーリーが通ってて始終ハラハラドキドキしながら観れました。
個人的には被災した娘が父親の教えを思い出しながら生き延びるところが好きです。父親の愛が感じられました。
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