「何故、ヒーロー同士が闘わねばならなかったのか?」バットマン vs スーパーマン ジャスティスの誕生 ratienさんの映画レビュー(感想・評価)
何故、ヒーロー同士が闘わねばならなかったのか?
今回は、Blu-ray、アルティメット・エディションでの鑑賞です。
ヒーローもの大好きオヤジとしては、あのバットマンと、あのスーパーマンが同じ画面に登場するってだけで、大喜びなんですが、何しろ暗い。
冒頭部分は「ガメラ3」を思い出しちゃいました。 前作の「マン・オブ・スティール」での激しい戦いからの続きです。あれだけの激戦で街を破壊していれば、中には巻き添えを食って被害に遭う人がいるのは当たり前なんだけど・・・。
古くは、ウルトラマンの時代から、街中で戦って、いくらビルを壊しても、そこを問われることはなかった。(ギャグで突っ込まれるものはあったかと思いますが)
正義が勝つために、悪を倒すためには何をしても許される?
変な話ではありますが、そこって、ヒーローものとして触れちゃいけない部分でしたよね。 あえて、そこを掘り下げて、バットマンとしての正義とスーパーマンとしての正義がお互いを認めない。
ストーリーの展開としては、非常に面白い。映画館で見た時には、やたら暗いって印象が強くて、子供の頃から知っているバットマンでもなければ、スーパーマンでもない、別の次元での話に戸惑いがあったのですが・・・
今回は、メチャはまりましたね。
昨今の仮面ライダー映画でよくあるライダーどおしが戦うものと違って、非常に納得できる展開でしたし、面白く見させてもらいました。
どう考えてもバットマンに勝ち目はないと思える闘いでしたが、なかなかどうしての健闘に、大興奮でした。
そして、その後の異生物とのド派手な戦闘シーンも大迫力!ワンダーウーマンが、また良いですね。
でも、この闘いには予想も出来なかった結末が・・・
【ネタバレ】
前作で登場したスーパーマンがいきなり亡くなってしまって・・・
まぁ、ラストカットで復活の兆しは見えるんですが、ジャスティス・リーグへの布石ですね。
「ワンダー・ウーマン」の例の写真とか、アクアマン、フラッシュ等のチラ見せとか。
明らかにマーベルの手法を意識した作りでした。
ところがこの後の「ジャスティス・リーグ」の不評?と「ジョーカー」の大成功から、独立した作品へ移行されたような気がします。これがまた良かったんじゃないかな。