「今までにないダークなスーパーヒーロー像」バットマン vs スーパーマン ジャスティスの誕生 hiropuさんの映画レビュー(感想・評価)
今までにないダークなスーパーヒーロー像
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「えっ?この映画ってホラーだっけ?」と思うくらい、スーパーヒーローが恐ろしく描かれた作品でした。これだけで見る価値があった気がします。怖!って思うバットマンやスーパーマンなんて今まで見れなかったと思うので。
「誰もコントロール出来ない強力な力を野放しにしておいて良いのか?」というのが本作で語られる肝のところだと思います。(これは同監督のウォッチメンのテーマとも通じたりしている)
スーパーヒーローの力が「過剰なほどに強力」というところがこれでもかというほど映し出されますが、これがまあ"ヒーロー"なのはわかっていてもなんか怖い。スーパーマンの熱光線は大量のビルを崩壊させるし、バットマンは拘束した悪党に焼印を押す・・。正義のためにやってるのはわかりますが、溢れんばかりの暴力性がちょっと引くレベル。
個人的には今までにないダークなスーパーヒーロー像が見れたので本作とても満足できた作品でした。
また、ストーリーは結構哲学的な話を含んでいて、アクションパートは(特にバットマンがマーサ救出に向かうシーンなんか)いっぱい動いて迫力があり最高で、エンターテイメントとしてもとても面白かったと思います。
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