「この内容を150分に?!」バットマン vs スーパーマン ジャスティスの誕生 Duncanさんの映画レビュー(感想・評価)
この内容を150分に?!
この内容を150分にガッチャンコしてしまった事が間違いだったんじゃないの。そのように感じる今回の作品。
話はMoSから続く物語。←予習必須。宇宙人《クリプトン星人》が勝手に地球で暴れまくった結果甚大な被害を受けた人類はスーパーマンの存在を疑問視、ウェインタワー破壊と社員をたくさん奪われたブルースもそらもう激おこなのである。
序盤はバットマンの生い立ちを軽い説明で入れておくスタイル。←幼少期に両親が死に....この流れです。暗いトーンでストーリーは進みます。ブルースウェインを演じたベンアフさん。ベンアフバットマンカッコイイ!って最初はなりますが途中から、あれ?これベンアフである必要あったのか?と思うほどの中盤ストーリー展開。それはさておきアルフレッドの有能さが今までのバットマンの中で最高峰であった。スーパーマン側はMoSと同様なので割愛。ヒロインがエイミーアダムスは正直飽きた。初代スパイダーマンのヒロインであるキルスティン・ダンストを彷彿とさせるヒロイン向きではない演技派女優をヒーロー映画に持ってきたのはやはり場違い。
バットマンの傭兵との戦闘シーンはなかなかの迫力でとてもGOOD、ゲームのバットマンの動きさながらでした。しっかし、バットマンは銃を使わないと言うイメージが強いからか今回のバットは銃でドンパチしていたのを見ると根っからのバットファンはあまり好みそうもない。
レックスルーサーを演じたジェシー・アイゼンバーグのサイコ感溢れる演技はとても良かった。レックスとブルースのストーリーが展開される中でワンダーウーマンの存在があらわに…、そしてメタヒューマンの存在も明らかに…それぞれの物語が同時進行で進むためややこしいが、ある程度コミックを理解していれば謎は生まれないだろう。新バットケイブでジョーカーに殺られたジェイソントッドが着ていたものらしきスーツが出てくるなどなど。見所は多い。終盤はそらもう滅茶苦茶の極みで、レックスがゾッドのご遺体を使ってクリプトン星の怪物を作り出しそいつが暴れまくります。←テラフォーマーズみたいなやつ。
そんなこんなで、終盤突然出てきたワンダーウーマンがイイトコ全部持っていきやがった感が半端ない戦闘シーンを迎えフィナーレに向かう今作。みる価値はあると思いますが上映時間を4時間くらいにして割愛したストーリーもうちょっとそれぞれ見せてよと思ってしまう作品でした。