「致命的なオープニングの手法」ラン・オールナイト ユウキさんの映画レビュー(感想・評価)
致命的なオープニングの手法
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友人の息子を自分の息子を助けるために殺してしまう、というシチュエーションは悪くない。カットも若干小手先感があってダサさも感じるが、スタイリッシュにしようという意図は伝わる。
ただオープニングでラストの少し前を見せるという、よくある手法の使い方が最悪。リーアムと息子はラストまで死なない。最後は湖畔で戦う。湖畔の場所を知ってる敵は殺し屋だけなので、一回目の戦いでは双方死なない。湖畔でリーアムは撃たれる。と、いくらなんでも先の読めてしまう情報が多すぎる。どこだか分かる情報はあんまりないが、主人公が撃たれて死にそう、位なら手法としても理解出来るが、いくらなんでも途中の緊迫感が皆無なのは頂けない。何故そんな構成にしたのか、非常に勿体無く感じた。
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